バカリズムが立川談志のダンディズムを探求!「常識にかみつけ」という反骨心はどう生まれた?

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4月2日から放送される『人たちの底力 知恵泉(ちえいず)』(NHE Eテレ毎週火曜22:00~)では、「立川談志のダンディズム(前編)常識にかみつけ」と題して、バカリズムが、室井佑月、談志の弟子・立川談笑と共に、天才落語家の立川談志が、なぜ破天荒、鬼才、風雲児と称される芸風になったのか、談志の“知恵”を読み解いていく。

同番組は、苦手な上司への対処法から、部下を上手に指導するコツ、そして新規プロジェクト成功の秘訣まで、明日からの人生に役立つ、歴史上の人物の様々な知恵を紹介していく。

些細なことや思わぬ一言で、ネットが炎上してしまう今日この頃。そんな事態に窮屈さを感じる人も多い中、常識でがんじがらめの現代人の心を解きほぐし、没後なお愛され続ける談志。

談志は17歳で人間国宝・柳家小さんに入門。厳しい修行生活を経て二ツ目に昇進し、持ち前の落語センスを発揮し、注目の若手となる。

当時、談志のライバルと騒がれた後輩・古今亭志ん朝が先に真打に昇進。談志は、その時の苦悩から正攻法の落語ではなく、多くのメディアへ出演。生意気な毒舌で大人気のタレントに登りつめる。

また、談志は政界にへも進出。参議院議員選挙へ出馬すると当選し、政務次官にも就任するが、失言を追及されすぐに辞任。その失態を高座で自虐すると大爆笑に。周りにかみつく矛先を自分にも向けることを忘れなかった談志の知恵だ。

今回、決まりきった社会の風潮と抗い、ときに弱く愚かな人間の存在を肯定した、破天荒な言動の裏にある談志の真髄に、2回にわたって迫ることに。第1回は「常識にかみつけ」という立川談志の反骨心はどう生まれたのか、探っていく。

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