日射病で五輪マラソンをリタイアした金栗四三、再び走りだす『いだてん』第13話

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中村勘九郎阿部サダヲが主演を務める大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(NHK総合、毎週日曜20:00~)。3月31日に放送される第13話「復活」では、ストックホルムオリンピックでマラソンに挑んで棄権した金栗四三(中村)が、新たな一歩を踏み出す。

宮藤官九郎が脚本を務める本作は、日本で初めてオリンピックに参加した四三と、日本にオリンピックを招致した男・田畑政治(阿部)が主人公。日本が初めて参加し、大惨敗を喫した1912年の「ストックホルム」、幻となった1940年の「東京」と敗戦、復興、そして平和への祈り。1964年の東京オリンピックが実現するまでの日本人の“泣き笑い”が刻まれた激動の半世紀を豪華キャストで紡いでいく。

意識がないままホテルに運ばれていた四三は、日射病だった。いつもお世話をしてくれてきたダニエルに案内され、自分がコースからはずれてペトレ一家に助けられた行程を改めて辿る四三。そして、マラソンを共に戦ったポルトガルのラザロ選手も、日射病で死去した事実を弥彦(生田斗真)に聞かされる。

命を懸けて監督を全うした大森兵蔵(竹野内豊)や安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)の「頑張れ」の思いを胸に、四三は再び走りだす。

同じ様に、孝蔵(森山未來)は緊張と戦いながら、落語「富久」を演じ、完走は出来ないまでも目を見張る才を見せていた。

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