所ジョージと木村佳乃がMCを務め、社会の片隅で起きている、小さいけれど見過ごせない“事件”の意外な真相を徹底調査する教養番組『所さん!大変ですよ』（NHK総合、毎週木曜20:15～）。1月31日の放送は、異変している野菜・果物の色の秘密に迫る。

最近、「トキ」や「シナノゴールド」など黄色いリンゴの取扱量や産地の栽培面積は増え続けているという。kgあたりの価格は赤いリンゴより安いにもかかわらず、市場関係者は「黄色いリンゴは農家の救世主」だというが、その理由とは？

産地を訪ねて分かったのは、リンゴを赤くするには「着色管理」と呼ばれる膨大な手間ひまがかかること。農家の高齢化や人手不足でそれが難しくなり、手間いらずの黄色いリンゴに移行する農家が増えているという。しかも、黄色いリンゴは海外では非常に高値で売れるのだ。実際、香港の高級スーパーをのぞいてみると、6個5000円超で売られている黄色いリンゴも。人気の理由は意外なところにもあり……。

一方、野菜もどんどんカラフル化しているのだとか。黒やピンクの大根、茎が赤や黄色のほうれん草、レインボーカラーのとうもろこしまで出現。白いはずのカリフラワーにも、紫やオレンジ、緑色のものが登場していると知り、取材を進めると、カラフルカリフラワー登場の背景には、弟分のブロッコリー（ブロッコリーはカリフラワーが突然変異したもの）との、仁義なき戦いがあった。

なお、レディー・ガガは「カリフラワー・ダイエット」で13kg痩せたことが知られているが、カリフラワーをご飯に混ぜると、糖質制限、カロリーダウンになり、なおかつ食べてもあまり違和感がないという。カラフルカリフラワーを使った「やせるデコずし」のレシピも紹介する。