タモリ、人気観光地の富良野・美瑛へ!昔は“残りモノ”だったというその真相を探る

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街歩きの達人タモリが“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る『ブラタモリ』(NHK総合、毎週土曜19:30~)。11月17日の放送は、タモリと林田理沙アナウンサーが、富良野・美瑛を訪れる。

北海道らしい雄大な景色を求め、年間560万人が訪れる北海道を代表する人気観光地の富良野・美瑛。富良野は咲き誇るラベンダーで知られ、美瑛は“パッチワークの丘”と言われる彩り豊かな波うつ丘がどこまでも広がる。どちらも美しい風景だが、昔は「残りモノ」と言われていたという。今回、「残りモノ」と「福」という2つのキーワードから、タモリが富良野・美瑛の魅力を解き明かしていく。

まずは、開拓の「残りモノ」だった場所でもある美瑛の丘へ。北海道の開拓は明治初年から始まったが、美瑛にたどり着いたのはおよそ30年後で、北海道のほぼ中心、しかも丘陵地にまで開拓が進むのには時間がかかったという。ところが畑にしてみると、さまざまな野菜の収穫が可能な豊かな土壌で、まさに「福」があったらしく……。さらにその畑がパッチワークのようになった理由も明らかになる。

今や富良野の代名詞になっているラベンダー畑も、「残りモノ」がもたらした「福」。昭和30年代、富良野に広がったラベンダー畑はその後、採算が合わず次々と減少。中富良野町に1つだけ残った畑が国鉄のカレンダーに掲載されたことで脚光を浴び、観光客が押し寄せるようになったそう。

さらに、新たに作った花畑にも秘密が。傾斜地に美しい花々が広がる富良野の花畑だが、実は花を一望できるよう、平地にわざわざ土を盛って作られたとのこと。しかも、その土とはかつて富良野の地を苦しめた「嫌われモノ」だったそうで……。

そして、最後に最近人気急上昇の「青い池」にも訪問。ここは、大手PCメーカーの壁紙に採用されたことで世界中から観光客がやってきたそうで、十勝岳から流れこむ水の成分が光の反射によって、まるで絵の具の青のように真っ青に見えることからそう呼ばれている。実はこれも「残りモノ」で、災害対策のための空きスペースが残ったことで、青い池という「福」が出現したという。

さらに、富良野開拓発祥の地や、偶然遭遇したローカル線「富良野線」も登場する。

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