鈴木亮平、瑛太を送り出すシーンにくすぐったい感情「長く紡がれる大河ドラマならでは」

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鈴木亮平が主演するNHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合、毎週日曜20:00~)。11月4日に放送される第41話「新しき国へ」では、岩倉使節団の欧米訪問により、上京した西郷隆盛(鈴木)がいつしか政府の中心人物になっていく様が描かれる。

原作・林真理子、脚本・中園ミホによるこの作品は、極貧の下級武士にすぎなかった素朴な男・西郷隆盛が、南国奄美で愛に目覚め、勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき「革命家」へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく物語。

廃藩置県が突如断行され、薩摩では久光(青木崇高)が怒りに任せ、花火を打ち上げ続けた。その後、岩倉(笑福亭鶴瓶)や大久保(瑛太)は、不平等条約改正を目指して欧米視察に出ることに。

西郷(鈴木)は、菊次郎(城桧吏)に留学をすすめ西郷家にも波紋が広がる。留守政府を任された西郷は宮中改革などを押し進めるが、政府内の汚職騒動など次々と難題が沸き起こり、西郷は天皇行幸に同行して鹿児島へ向かう。

鈴木は公式サイトの「西郷どんの目線」で、「一蔵どんのサポート役に徹するつもりが、いつしか政府の中心人物になってしまいます。岩倉さまや一蔵どんらが岩倉使節団として欧米へ行くことになり、その間留守を預かることになり責任がのしかかってきます。日本でいちばん政治を動かせる立場となり、山積みの問題をどう解決していくか、なかなか苦心します」と説明。

また、「岩倉使節団として旅立つ一蔵どんを送り出すシーンがあるのですが、『ここは熱い友情のシーンにしたい』と演出の石塚さんがおっしゃって、僕らなりに表現しました。ここでふと感じたのが、『あの正助どんが欧米に行くって……!』という気持ちです。下加治屋町でずっと隣りあって育ってきた、すぐに胃が痛くなるあの正助どんが、日本の代表として欧米に旅立つ日が来るなんて。『すごいのぅ、正助どん!』という、なんだかくすぐったい感情です(笑)。こんなふうに思いがけず昔を思い出すことがあるのは、長く紡がれる大河ドラマならではなんだろうなと思います」と明かしている。

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