鈴木亮平「距離感を大事に表現」『万引き家族』の城桧吏が息子役で初登場『西郷どん』

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鈴木亮平が主演するNHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合、毎週日曜20:00~)。10月21日に放送される第39話「父、西郷隆盛」から、息子・菊次郎の目線から見た父・西郷隆盛が描かれる。菊次郎は、映画『万引き家族』で注目を集めた子役・城桧吏(じょう・かいり)が演じる。

原作・林真理子、脚本・中園ミホによるこの作品は、極貧の下級武士にすぎなかった素朴な男・西郷隆盛(=吉之助/鈴木)が、南国奄美で愛に目覚め、勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき「革命家」へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく物語。

明治2年、隠居し薩摩で穏やかな日々を過ごしていた西郷隆盛(鈴木)は、奄美大島から9歳になる息子・菊次郎(城)を薩摩に引き取る。しかし、菊次郎は継母となった糸(黒木華)とその息子・寅太郎にも遠慮し心を開かない。一方、明治新政府は版籍奉還など急激な改革を進め、不平士族や農民たちの反乱が各地で起っていた。そんな時、大久保利通(瑛太)は隆盛の弟・従道(錦戸亮)に、隆盛を上京させるよう説得させる。

大河ドラマ初出演となる城は公式サイトで「初めての時代劇と、薩摩言葉と奄美言葉(2か所の言葉)を話す役なので難しいことがたくさんありましたが、皆さんが優しく接してくださるのでリラックスして撮影に参加しています。明治時代を生きた西郷菊次郎さんになりきって頑張りますので、ぜひみなさんに見ていただきたいです!」とコメントしている。

なお、鈴木は公式サイトの「西郷どんの目線」で「ついに下野した隆盛は、故郷・薩摩へ——。すっかり昔の吉之助に戻ったかのように見える日々の中で、どうしても背負わずにいられなかった“影”がありました。それは、明治維新を遂げるための戦で亡くした人々の思い。吉二郎だけじゃなく、敵も、味方も、すべての死者の魂を背負いながら『あれだけの犠牲をはらって国を変えたことは正しかったのか?』と自問自答する隆盛がいます。時代を変えて終わりではなく、そこから作りあげることの苦しさや覚悟を、西郷さんも大久保さんもみんな背負っていたんだろうと気づかされます。そこにあるドラマをぜひ味わっていただきたいです。そして、ここからの見どころのひとつは、息子・菊次郎の目線から見た父・西郷隆盛が描かれること。『距離感』を大事に表現した父と息子の物語にも、ぜひご期待ください」とアピールしている。

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