鈴木亮平「やりたくない戦いです」弟が銃弾に倒れ…『西郷どん』

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鈴木亮平が主演するNHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合、毎週日曜20:00~)。10月14日は、第38話「傷だらけの維新」が放送される。

原作・林真理子、脚本・中園ミホによるこの作品は、極貧の下級武士にすぎなかった素朴な男・西郷隆盛(=吉之助/鈴木)が、南国奄美で愛に目覚め、勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき「革命家」へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく物語。

上野の彰義隊は1日で討伐されたものの、会津ほか東北各地の諸藩が新政府軍に抵抗を試みていた。吉之助は援軍を送り込むため、急ぎ薩摩に戻る。吉之助が次々と援兵を送る中、これまで西郷家を守ってきた弟の吉二郎(渡部豪太)が自分も戦に行きたいと申し出る。その後、吉之助が兵をまとめ、越後に到着すると、先に戦に参加していた吉二郎が銃弾に倒れたという知らせが入り……。

公式サイトの「西郷どんの目線」で鈴木は、「終わりの見えない戦。そこに志願した弟の吉二郎が銃弾に倒れる……。これまでは目的のある戦でしたが、もはや相手をせん滅させるための無益な戦となっていきます。吉之助にとっては、やらないといけないことだけれど、本音ではやりたくない戦いです」としみじみ。

さらに「演出の野田さんからは『この悲惨な戦の中で、吉之助が見た光景をひとつひとつ心にためていってほしい』という言葉がありました。どんどん苦しくなっていくけれど、決して立ち止まってはいけない。部下の前では、勇壮でたけだけしいリーダーを演じなければいけない……。とても苦しい吉之助が、ここにいます」とコメントを寄せている。

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