松田翔太扮する慶喜が逃亡!?鳥羽伏見の戦い勃発『西郷どん』

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鈴木亮平が主演するNHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合、毎週日曜20:00~)。9月23日は、第36話「慶喜の首」が放送される。

原作・林真理子、脚本・中園ミホによるこの作品は、極貧の下級武士にすぎなかった素朴な男・西郷隆盛(=吉之助/鈴木)が、南国奄美で愛に目覚め、勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき「革命家」へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく物語。

第36話では、砲声がとどろき新政府軍と旧幕府軍との戦闘「鳥羽伏見の戦い」が、ついに開始。岩倉(笑福亭鶴瓶)が仕掛けた「錦の御旗」で新政府軍が一気に優勢となるが、信吾(錦戸亮)が銃弾に倒れる。朝敵となることに恐れおののく慶喜(松田翔太)は、あろうことか味方の兵を置き去りにして、密かに大坂城を抜け出し江戸へ逃亡する。吉之助(鈴木)は慶喜追討の勅命を受け、東征軍の参謀として兵を江戸へ進める。

公式サイトの「西郷どんの目線」で鈴木は、「いよいよ鳥羽伏見の戦いが始まります。こちらの新政府軍5000人に対し、慶喜公率いる旧幕府軍は15000人。ある意味、玉砕覚悟の戦いです。その覚悟はなみなみならぬものであり、兵たちが命を落とすことをも受け入れていーーそんな吉之助の『怖さ』を意識しました」と、役作りについて告白。

また、「信吾から『戦の鬼』と言われたことで、『自分は鬼にならないといけないんだ』と吉之助は思ったはずです。大軍を率いるリーダーとして、決して動揺は見せられない。心のダメージを抱えながらも、必死に鬼を演じている吉之助がいます。だけど唯一、心の揺れ動きを見せられるのが、一蔵どんです。このふたりの関係はやっぱり特別なんですよね」としみじみ。

幕臣である山岡鉄舟との出会いについてもふれ、「『命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり』と西郷さんが表現されたというほどの人物です。ちなみに、演じられるのは藤本隆宏さん。かつてドラマで西郷隆盛を演じられていたこともあるので、お会いした瞬間、『あ、西郷さんの先輩だ』って思いました(笑)」と明かしている。

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