落語に魅せられた東出昌大、吉原の遊郭舞台にした廓噺「男のバカなところが出ていて大好き」

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「若い世代が落語を知らないなんてもったいない」を合言葉に、落語に魅せられた東出昌大が、春風亭一之輔柳家わさび柳亭小痴楽立川吉笑雨宮萌果アナウンサーと深く語り合う『落語ディーパー!~東出・一之輔の噺(はなし)のはなし~』(NHK Eテレ)。

去年8月に産声を上げ、これまで4本放送。今年5月には上方落語の大作「地獄八景亡者戯」をスペシャルで取り上げ、そしてこの9月に新シリーズ4本が放送されることに。笑い満載の滑稽噺(こっけいばなし)だけでなく、江戸の文化をかいま見られる廓噺(くるわばなし)、人間の内面があらわになる人情噺(にんじょうばなし)まで多岐にわたっておくる。

9月3日(月)23時からの放送でピックアップするのは、「明烏(あけがらす)」。吉原の遊郭を舞台にした廓噺で、主人公はウブで世間知らずな若旦那。近所の悪にだまされて遊郭に連れてこられるが……という噺は、落語初心者にも楽しめる要素がいっぱいだ。

「男のバカなところが出ていて大好きな話」と語る東出を中心に、物語を深堀り。「絶品」と評される桂文楽のお宝映像もたっぷりと見せる。今から50年ほど前の名人の芸に、若手たちが声を失う一瞬も。

番組で紹介しきれなかった落語のフルバージョン動画は、放送後、番組ホームページで配信される予定とのことなので、あわせてチェックしてみては。

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