小芝風花、向井理主演『そろばん侍 風の市兵衛』で呉服問屋の娘役に!

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俳優の向井理が主演を務める土曜時代ドラマ『そろばん侍 風の市兵衛』(NHK総合、毎週土曜18:05~)。6月16日よりはじまる本作の第2部「雷神」で、呉服問屋の娘・お絹を演じる女優・小芝風花さんにインタビュー。

本作は、辻堂魁の『風の市兵衛』シリーズをドラマ化したもので、町民文化が花開いた江戸時代を舞台に、清貧を旨とする無欲の侍・唐木市兵衛が、得意のそろばんで武家や、大店などさまざまな家を渡り、風のようなしなやかな剣で悪を退治していく姿を描いた新感覚時代劇だ。

劇中では、19歳にして店を切り盛りしている娘・お絹を演じた小芝さんに、自身の役柄や、作品の見どころ、時代劇の面白さなどについてお聞きしました。

――小芝さんが演じたお絹というのはどんな女性なのでしょうか?

お絹は呉服問屋の娘なのですが、19歳なのにとてもしっかりした子です。おとっつぁんから絹の扱いや商いの心得、人とのつながりの大切さなどをしっかり教えられていて、自分がちゃんと店を守っていかなければという信念に基づいて行動している女の子です。

――そんなお絹をどのように演じようと思ったのでしょうか?

台本を読んで、想像していたより元気な子だなという印象を持ちましたが、監督と、お絹の育ってきた環境などを考えたら、“元気”というよりは、芯の通った“しっかりもの”という特性に比重を置いた方がいいね、ということを話しました。あとは、男ばかりいる中で育った女の子ということで、声のトーンを下げるなど、なるべく女の子、女の子しないように心掛けました。

――向井理さんとの共演はいかがでしたか?

最初にお会いしたときは、1月クールのドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)で、冷たくて裏の顔があるという役をやられていたので、近寄りがたくて。「話しかけても大丈夫かな?」とドキドキしていたのですが、実際はとても優しかったです。向井さんの方からも、時代劇の所作の話などをしてくださり、楽しい撮影となりました。

――これまでも時代劇には出演されていますが、今回はどんな部分を意識されましたか?

今までの作品でも、現場ごとに、基本の立ち方や走り方、お辞儀の仕方、手の置き方などを教えていただきましたが、この作品は撮影に入る前に、時間を設けていただきました。呉服問屋の娘ということで、絹の扱いには慣れていることが前提だったので、生地をお客さまに見せる動作や、反物の巻き方、試着の仕方など、滑らかにこなすのは大変でした。

――お絹は19歳にして一家を切り盛りするようなしっかりものですが、小芝さんもしっかりしているように見えます。

私も14歳からこのお仕事をさせていただいて、大人とご一緒する機会が多かったので、同世代の子たちに比べると外に出て人と接することに慣れているからかもしれません。

――和服姿もお似合いですよね。

そういっていただけると嬉しいです。私は“昭和顔”と言われることが多いので、それを活かせたらいいなと思っています(笑)。

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