西郷隆盛をつくった2人の上司は正反対のタイプ!『歴史秘話ヒストリア』

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5月2日放送の『歴史秘話ヒストリア』(NHK総合、毎週水22:25~)は、「西郷隆盛をつくったふたりの上司」と題して放送する。

大河ドラマ『西郷どん』の主人公・西郷隆盛はなぜ、明治維新の英雄となったのか? その源には「ふたりの上司」の存在があった。幕末薩摩藩の敏腕リーダー・島津久光(しまづ・ひさみつ)と、西郷と幼なじみで親友の藩重臣・桂久武(かつら・ひさたけ)だ。大河ドラマにも登場するこの2人は「きびしい」と「あたたかい」という、正反対な上司だったという。

まずは、厳しい上司・久光とのエピソード。西郷の上司といえば、薩摩藩第11代藩主だった島津斉彬(なりあきら)が有名だが、西郷が最も活躍した時期、薩摩藩を率いていたのは実は久光。久光は冷静緻密で斉彬も頼みにするほど優秀だったというが、そのトップ上司に西郷がなんと暴言を!? 西郷の運命は如何に……。

一方の、あたたかい上司・久武は、西郷と幼なじみといっていいほど関わりが深い人物。にもかかわらず、あまり知られてこなかった。その名は、島津歳貞(としさだ)、のちの久武だ。久武の「あたたかさ」は、西郷をいかに助けてきたのか? つい西郷のホンネが出た久武宛の手紙も紹介する。

そして、西郷と上司たちの明治にも注目。西郷と久光、久武という薩摩トリオがこころざした変革、新しい時代・明治とは……。3人に思いもよらない運命をもたらした。世に反発する久光。刀を捨てた久武。そして西郷には「西南戦争」が待ち受けるのだった……。番組では、西郷伝説に新たな光をあてた物語を紹介する。

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