長谷川博己が明智光秀で主演!2020年大河ドラマ『麒麟がくる』

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2020年大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)の制作発表が、4月19日に渋谷の同局にて行われ、長谷川博己が主人公の明智光秀を演じることがわかった。脚本は、第29作『太平記』(NHK総合)や『夏目漱石の妻』(NHK総合)、『破獄』(テレビ東京系)を手がけた池端俊策が担当する。

『麒麟がくる』は、大河ドラマの原点に戻り、戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って、命をかけ愛をかけ戦う、戦国のビギニングにして一大叙事詩。大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光をあてたオリジナル作品。物語は1540年代を舞台に、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描いていく。

長谷川は、「感動してます。まだちょっと実感がわかなかったんですけれども、こうやっていろんな方に写真を撮られてすごいことを引き受けたんだなと実感しています。『夏目漱石の妻』のときに池端先生とご一緒させていただきまして本当にすごく楽しかったですし、すごく役者としていい経験ができました。池端先生の作品に出たいとずっと思っておりましたので、こんなに早くまたやらせていただけるなんて」と喜びを語った。また、題材が明智光秀という謎めいたミステリアスな人物であることから、オファーを受ける前、池端と話をした際に“明智光秀像”というものが鮮烈に伝わってきたそうで、「これはやらなければならないなという気持ちになりました。長旅になりますけれども、それを乗り越えた後になんだか人が見られないような景色を見られるんじゃないかなと思いまして。しっかりとやりたいと思いますので明智光秀は三日天下ですけれども僕がこれをやり遂げたあとに1年ぐらい天下がほしいなというふうに思います。よろしくお願いします」と喜びと意気込みを述べた。

そして池端は、「信長と光秀のつきあいは14年しかないんです。14年間で光秀は上り詰めるんです。信長の1番信頼する秀吉と並ぶ人物にたった14年で駆け上がっていくんです。秀吉は20何年もかかってます。光秀はそれだけ信長に引き上げられたっていうのはよほど魅力があった。信長ほど人を見る目がある人が選んだ人物であるわけです。その魅力はなんだったんだろう。江戸時代に儒教思想がありまして光秀のことを悪く、つまりあまりよくない人物として伝説が作られちゃってそれがずっと現在まで尾を引いているわけですけれども。本当の光秀っていうのは実はもっと魅力のある人物だったんじゃないか。その魅力のある人物を訪ねて行きたいと言いますか、探っていきたいというそういう思いが私の中に生まれてきましてこれを長谷川さんと一緒にやれることが大変幸せだなというふうに思っています」と胸中を明かした。

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