ゆず&NY・盲目の13歳シンガー、SPパフォーマンスを披露

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3月19日(月)22時から放送される特集番組『イマジン そこに「境界」はない』(NHK総合)で、ゆずと目が見えない13歳のシンガーがスペシャルパフォーマンスを披露する。

番組のテーマは、“No Border”。現在、開催中のピョンチャンパラリンピックでは、アスリートたちが超人的な身体能力で人々に感動を届けているが、番組では、エンターテインメントの世界で障害や国境などのあらゆるボーダーを超えて圧巻のパフォーマンスを披露する人たちに注目する。

目が見えない13歳のシンガー・わたなべちひろさんと、『NHK紅白歌合戦』でも話題となった義足のダンサー・大前光市さんが、ニューヨークとラスベガスというエンターテイメントの聖地で、大舞台に挑戦し奮闘する姿に密着取材する。

生まれたときから、視覚に障害があったわたなべさん。2歳の時に、たまたま聞いた曲を正確におもちゃのピアノで弾いたのがきっかけで、ピアノに目覚めたそう。その後、自己流で才能を開花させ、2013年ヘレン・ケラー記念音楽コンクール ピアノ低学年の部で優勝。

その類まれな表現力は、音楽関係者の目にも留まり、You Tubeで公開したジョン・レノンの「イマジン」は、大きな反響を呼び、昨年10月、スティーヴィー・ワンダーやダイアナ・ロスも輩出したスターの登竜門と言われるニューヨーク・アポロシアターでのアマチュアナイトにも出演した。

さらに、ニューヨークでの飛び込みストリートライブや、地元ミュージシャンとの即興での共演にも挑戦。「音楽で人々とつながりたい!」プロの歌手を目指して奮闘する13歳の少女の今を紹介する。

また、今回、わたなべさんは憧れているゆずとの共演が実現。実は7年前、ゆずのラジオ番組で、盲学校に通っていたわたなべさんは一緒に合唱した経験があるそう。その時歌ったゆずの曲「またあえる日まで」を、3人のスペシャルバージョンで披露する。

一方、去年の『紅白』で平井堅と共演後、『NHKスペシャル』でそのドキュメントが放送されて、大きな話題となった義足のプロダンサー・大前さん。リオ・パラリンピックの閉会式で、片足での連続4回のバク転という超人的な技をいれたダンスを披露したことも。

そんな大前さんに昨年、ラスベガスを代表するプロモーターから、JABBAWOCKEEZ(ジャバウォーキーズ)という全米で大人気のダンスチームとの共演の打診が。ジャバウォーキーズは、全員覆面のダンスチームで、マスクを付けることで人種や国籍などの差別を排除し、純粋にパフォーマンスで勝負するという主義を貫いている。

今年3月、大前さんがラスベガスのステージに挑戦。彼らと互いの個性をぶつけ合い、障害や差別など超えた圧倒的なエンターテイメントに挑んだ日々を届ける。

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