『弟の夫』弥一、娘の担任から話があると言われ…

公開:

田亀源五郎による同名漫画を原作としたプレミアムドラマ『弟の夫』(BSプレミアム、毎週日曜22:00)の最終話が、3月18日に放送される。同作は、LGBTという現代的かつ繊細な題材でありながら、心がほっこり温まる、今までにないホームドラマ。佐藤隆太把瑠都らが出演し、そのキャラクターを丁寧に演じている。

主人公の折口弥一(佐藤)は、真面目な性格で、娘の夏菜(根本真陽)を男手ひとつで育てている。双子の弟・涼二がいたが、14歳の時に涼二からあることを告げられて以来、ずっと疎遠となっていた。その涼二の同性婚パートナーのマイク(把瑠都)が、涼二が亡くなりはるばるカナダから弥一に会いにやってきたのだ。そうして風変わりな共同生活が始まった……。

突然訪ねてきた弟の夫・マイクを前に、驚きつつも共同生活がスタートするが、弥一はゲイに対する偏見が拭えず、どう接していいか戸惑う場面も……。しかし三人で三週間、共に生活をするうちに、少しずつマイクへの理解を深め、涼二に対して抱いていた、複雑な思いが解きほぐされていくのだった。

最終話では、ひとりで留守番をしていたマイクが、リコーダーを発見する。夏菜の小学校でリコーダーのテストがある日だったが、夏菜が忘れたのだ。機転を利かせ、リコーダーを学校まで届けるマイク。その日の夕方、夏菜が友達を連れて家に帰って来る。マイクを友達に誇らしげに紹介する娘を、弥一はほほえましく見守る。そんな折、学校から連絡が来る。夏菜の担任・横山(大倉孝二)が、弥一に話があると言うのだ……。

PICK UP