タモリ、西郷隆盛を生み出した“薩摩の不思議”に迫る

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街歩きの達人・タモリが、“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る『ブラタモリ』(NHK総合、毎週土曜19:30)。3月10日、17日の放送は、タモリが、NHK大河ドラマ『西郷どん』の舞台、鹿児島市を訪れる。

鹿児島といえば、西郷隆盛や大久保利通といった英雄を生み、明治維新の原動力となった島津家の城下町だが、活火山の桜島があり、米が育ちにくいシラス台地で崖も多く、大きな城下町を作るには向いてなさそうな土地だ。

そんな土地を拠点にしながら、なぜ島津家は明治維新の主役となれたのか――。弱点にも思われる土地の特徴を巧みに利用して、明治維新を成し遂げた薩摩の不思議を、タモリがブラブラ歩きながら2回にわたり解き明かしていく。

初回となる3月10日放送の「鹿児島」編では、タモリは観光名所・城山のふもとにある鶴丸城(鹿児島城)に向かうことに。城や城下町には、やっかいものだと考えられがちなシラス台地を存分に活用した、島津家ならではの工夫が隠されているというが、薩摩が強い国になった本当の理由に迫る。

また、西郷や大久保といった維新の英雄が同じ町から生まれた秘密も、島津家の街づくりにあったとのこと。その謎を紐解いていく中、タモリは西郷の子孫とも遭遇し、感激する。

次週の3月17日放送回は、「薩摩の奇跡」編と題して、大河ドラマで維新の立役者・島津斉彬公を演じる渡辺謙も登場する。

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