浅田次郎ら、司馬遼太郎が描いた新選組について語り合う『TVシンポジウム』

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3月4日(日)14時30分から放送される『TVシンポジウム』(NHK Eテレ)は、2月に行われたシンポジウム「第22回 菜の花忌 燃えよ剣・新選組血風録 人は変革期にどう生きるか」(東京都千代田区・よみうりホール)の収録の模様とどける。

この日のパネリストは、作家の浅田次郎氏、国際日本文化研究センター准教授の磯田道史氏、作家の木内昇氏、映画監督の原田眞人氏の4名。作家・司馬遼太郎さんが作品を通して描いた、近藤勇、土方歳三、沖田総司など、それぞれ思い入れのある新選組の人物について語り合う。

「燃えよ剣」「新選組血風録」と同時期に、「竜馬がゆく」を執筆していた司馬。明治維新の勝者、敗者双方を描いた意図はどこにあったのか? なぜ「燃えよ剣」の主人公を土方歳三としたのか? といった疑問を解きほぐしていくことで、司馬のメッセージを考えていく。さらに日本が変革期を迎えようとしている今、2つの作品が示唆するものとは何か。「変革期こそ志半ばで倒れた人物のことを知る必要がある」と、白熱した談義が繰り広げられる。

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