未来学者レイ・カーツワイル「2029年にはAIが人間の知能を超える」と予測

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未来学者のレイ・カーツワイルが、12月29日に放送される『人間ってナンだ?超AI入門』(Eテレ、毎週金曜22:00)の特別編で、未来を語る。同番組は、AI=人工知能の最前線を理解しつつ、同時に、人間の本質に迫る教養エンターテインメント。

人工知能(人工超知能、汎用人工知能、AGI)の発明が急激な技術の成長を引き起こし、人間文明に計り知れない変化をもたらすという仮説=シンギュラリティ(Singularity)という言葉の生みの親、世界のAI研究の最前線を走るカーツワイルは、2029年にはAIが人間の知能を超えると予測する。サイエンスライター・吉成真由美が聞き手となり、AIの最前線、未来を語る。

視聴者自らが思考のプロセスを楽しめる知的エンターテインメト。彼によるAIの本質は「構造の多層性」。情報をやりとりするネットワークを15層まで積み上げるとネコと犬を区別できるが、今や100層を超える最先端のAIが存在、いよいよ下層からは想像もつかない上層の「超越性」=高度な知性が生まれつつあるという。

また、既にインプラント、人工関節など、無機物を自らの機能の拡張に用いている人間だが、脳がマシンと融合する未来も? 100年後には究極の延命も可能に? 人類は、ポスト・ヒューマンへと進化する? そんな彼の研究を支えるモチベーションは若くして亡くなった父の人格を再生させ、もう一度語り合いたいという願いだ。人の幸福観もどう変わっていくのか。驚愕の未来論に迫る。

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