森川葵と森岡龍が、又吉直樹による初脚本ドラマに出演

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芥川賞作家で芸人の又吉直樹が初めて脚本に挑戦したドラマ『許さないという暴力について考えろ』が、12月26日(火)22時からNHK総合にて放送される。今の「渋谷」を舞台に「不寛容」をテーマにした2つの物語が展開していく。

ドラマの舞台「渋谷」は、上京したばかりの下積み時代、渋谷のライブハウスでネタを勝負していた又吉にとって、“東京の象徴となった街”である。今回、ほぼオールロケによる撮影で、「渋谷 SHIBUYA」の今を切り取ることにも挑む。

ひとりめの主人公は、「渋谷」という街の本質は何かを取材するテレビディレクター中村(森岡龍)。渋谷という街の深層を探るために、渋谷にいる様々な人々へ取材を続ける中、おっさん(でんでん)や老婆(宮本信子)と出会い、不思議な体験をする。そして、渋谷と人との関わりがどのようなものか気づいていくが、同時に、理解できない他者を拒絶してきた自分というものと向き合っていく。

もうひとりの主人公は、服飾デザイン専門学校に通うチエ(森川葵)。チエには漫画家の姉(柴田聡子)がいる。「東京」に流されて、流行の服を追い求める日々に葛藤するチエは、強烈な自己を持った姉に見守られ、渋谷で出会う人との関わりの中で、自分を見つめ直し、「自分の色」を見つけることの大切さに気づいていく。

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