カマキリ先生、オニヤンマ捕獲『香川照之の昆虫すごいぜ!』

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大人気番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』が、10月9日(月)9時からEテレにて放送。次に取り上げて欲しい昆虫を視聴者から募集したところ、100通以上におよぶ要望が届いた。その中から香川が選んだのが「オニヤンマ」。時速60キロメートルを超えるとされるスピードと、日本のトンボ最大という大きさと美しさをもつ昆虫だ。今回もWEBコンテンツ「ものすごい図鑑」と連携して番組を展開する。

今回は、特別編のタガメを入れると4本目の番組となるが、放送が実現したことについて香川は、「周囲からは、もはやライフワーク、ほとんど私の代表作のように語られているのがありがたいですし、私自身もそう思っています。こういうことになるとは思っていませんでした。好きなことを仕事にできるということが、こんなに素晴らしいことなんだなということを改めて感じていますし、本当に感謝しております」と喜びを語っていた。また、「周囲の反応も1時間目の授業からどんどん増えてきて、今は生徒が4倍くらいになっている感覚です。もう、昆虫界の池上彰さんになった気分です。そういう意味では、4、5、6時間目と、どこまで授業ができるかわかりませんが、みなさんに支えていただいて、この授業が何時間目までもできるように、がんばりたいです」と目を輝かせる。

この“オニヤンマ”について、「僕はトンボの中でオニヤンマは金メダリスト、で、銀メダリストはギンヤンマだと思っているんです。そして、実は、私、ギンヤンマには憧れていたものの捕ったことがありませんでした。今回は、そのギンヤンマの捕獲にもチャレンジしています。ギンヤンマを追いかけているときの至福の感覚! カマキリも好きで、ずっと昆虫を追ってきましたが、ちょっとギンヤンマは昆虫の中でも格が違いました。ぜひ、みなさん、ギンヤンマがどれだけ気高い存在なのかをご自分でも調べてみてください。あ、今回はオニヤンマがテーマでしたね」と、昆虫好きの香川らしいコメントが飛び出していた。

最後に、「トンボをつかまえたときの、捕食者カマキリ先生のよろこび! アドレナリンが出る、虫をつかまえた時のよろこび! それが今回も見所です。命を粗末にしてはいけないので、もちろん放すんですが、生命、地球の営み、綿々とくりかえしてきたこの生態系の歴史、その一端を手に入れて確認するこの虫捕りという作業が、どれだけ尊いことかというのを見て欲しいです。飼っている犬や、動物園で見るライオンとは違います。昆虫は犬と違って懐きもしないし、こっちに来てもくれません。でも、ライオンと違って自分の手の中に入れられない訳じゃない。彼らがふだん、どのような生活をしているのかを手つかずで手に入れられる。それが、人間にとっては、とても大事なことだと思います」とメッセージを送った。今回香川は、オニヤンマの生き方から何を子どもたちに伝えるのか!?

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