竹野内豊主演ドラマで偏屈な数学講師役、女講師との恋も!?『この声をきみに』

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竹野内豊を主演に迎えたドラマ10『この声をきみに』(NHK総合、毎週金曜22:00)が、9月8日にスタートする。本作は、連続テレビ小説『あさが来た』で、同枠ドラマ今世紀最高視聴率(関東平均値)を叩き出した、脚本家・大森美香が満を持して送るオリジナル作品で、家族に捨てられた、偏屈な数学講師・穂波孝(竹野内)が主人公。人生を変えるために訪ねた町はずれの小さな朗読教室を舞台に、謎多き女講師や個性的なクラスメイトとともに、成長をしていく姿をキュートに、ロマンチックに描いていく。

同局にて行われた会見で、孝を演じる竹野内は、「撮影に入って1か月過ぎますけれども、連日猛暑の中でスタッフのみんなも本当に汗だくで撮影に取り組んでいます。今回すてきな作品、そして麻生さんはじめすてきなキャストのかたがたと地に足のついたすばらしい作品に参加できることは大変光栄でうれしく思っています。自分が孝を演じていて、とにかく歯がゆくて情けなくて惨めで、見てる途中から、逆におまえ頑張れって応援したくなりました。朗読が物語の根幹にあって、パソコンやスマホがあれば自分の思いや気持ちを誰にでも伝えられる時代ですけれども、そういう時代だからこそ今作は本当に挑戦的だなと思いました。全編を通して、SNSやメールでは伝えられない人のぬくもりが視聴者のかたがたに伝えられたらいいなと思っています」とコメント。

朗読教室の講師で江崎京子を演じる麻生久美子は、「朗読教室が舞台のお話だと聞いてすごく新鮮だなと思いました。朗読というものを通してどんな風に世界が広がっていくのか、どういうお話の展開になっていくのかすごく気になって、参加させていただけることを楽しみにしていました。現場のほうは竹野内さんはじめ皆さん本当にすてきな方ばかりで、楽しく撮影しています。演じる京子には過去にとても傷つく何かがありまして、私自身何があったのか分からないのですが、いろいろな情報をたぐり寄せて自分の中で想像を膨らませて演じることが、難しいと思っています。1話を見させていただいたのですが、想像していたよりもかわいらしい世界観で朗読の部分が登場人物の日常とリンクしているところがすごくおもしろいなと思いました。自分の声に対してもずっと苦手意識があったので、この作品を通して自分の声にも改めて向き合って、さらに好きになっていけたらと思います」と笑顔を見せた。

第1話「つまらない男」では、孝と京子が知り合うまでのプロローグが描かれる。穂波孝(竹野内)は、偏屈な数学科の准教授。話すことが苦手で、学生からの人気もない。愛想を尽かした妻・奈緒(ミムラ)は、子供と一緒に出て行ってしまう。高校生向けの公開授業では、サービス精神のかけらもない講義をして、孝は話し方教室へ行くように命じられる。そこで講師の江崎京子(麻生)と思わぬことで口論になり、京子の上司・佐久良(柴田恭兵)になだめられる。数日後、孝は京子と意外な場所で再会する……。

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