五代目柳家小さん師匠が愛したスイーツには芸への美学と通じるものが…

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8月14日の『グレーテルのかまど second season』(Eテレ、毎週月曜22:00)は、「五代目柳家小さん師匠の豆かん」と題して放送。同番組は、瀬戸康史がナビゲーターの15代ヘンゼルとして、スイーツにまつわる不思議な物語を届けていく。

落語家としてはじめて人間国宝に選ばれた、五代目柳家小さん師匠。食べることが大好きだった小さん師匠なだけに、そばやうどんをすする仕草は、右に出る者がいなかったという。そんな小さん師匠が、浅草の寄席で出番があるたびに必ず買い求めたというデザートが「豆かん」で、ずずっと豪快にすすっていたのだそう。具はほんのり塩味をつけてゆであげた赤えんどうとつるんとした寒天のみ。この極めてシンプルなデザートを、なぜ小さん師匠は愛したのか? 昭和の大名人が追求した「引き算の美学」を、孫にして弟子である柳家花緑の証言を交えてひも解く。

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