世界の人々に平和を訴えた反核・平和運動家、山口仙二さんの思い…

公開: 更新:

8月5日放送の『NHK映像ファイル あの人に会いたい』(NHK総合、毎週土曜5:40~)は、反核・平和運動家の山口仙二さんを特集する(アンコール放送)。同番組は、NHKに残る膨大な映像音声資料から、歴史に残る著名な人々の叡知の言葉を今によみがえらせ永久に保存公開する「日本人映像ファイル」を目指すプログラム。

2013年に82歳で亡くなった山口さんは、「自分のからだが続く限り、“原爆反対”を言い続けたい」と、被爆者の代表として核兵器廃絶を訴え続けてきた。14歳のとき長崎で被爆。当時の生々しいやけどの様子を米軍が撮影、今も当時の映像が記録として残っている。原爆の後遺症と言われなき差別に苦しんだ山口さんは、昭和30年の第1回原水禁世界大会をきっかけに反核・平和運動に身を投じる。国連での「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」の演説は世界の人々の心を動かした。アメリカ各地を行脚し、原爆の悲惨さを訴えた。最後まで反核平和を訴え続けた山口さんの人生の軌跡をたどる。

PICK UP