西島秀俊を主演に迎え、6月23日にスタートするドラマ10『ブランケット・キャッツ』(NHK総合、毎週金曜22:00)。14日に渋谷の同局にて、第1話の試写会が行われ、西島をはじめ、吉瀬美智子島崎遥香蓮佛美沙子が出席した。

本作は、重松清の傑作短編小説集をドラマ化したもので、新しい飼い主を見つけるため、ブランケットと共に2泊3日でトライアルされる7匹の猫たち(ブランケット・キャッツ)が登場する心温まるドラマ。猫の飼い主探しをする謎の家具店店長・椎名秀亮(西島)と、幼なじみの獣医師・藤村美咲(吉瀬)、それを取り巻く人々の物語だ。

主演の西島は、「どの猫もさすがスターだなと、いう感じでした。横で人間が結構などなり合いをしていても、のんびり見ていたりしました。普通は猫って、ちょっと音がするとぱっと逃げて行ったりするのですが、みんなすごく落ち着いて、一緒に芝居をしてくれていた、という印象です。家族だからこそ起こる問題を、猫が来ることによって起きる小さな奇跡で、一歩前に進んでいく、というシーンが毎回すばらしいです。僕は出演者ですが、心にじーんと来るものがありました。金曜の夜というと、ちょっと疲れている人も多い時間帯だと思いますが、いい人たちがそれぞれ悩みながらも前に進んでいく姿と、かわいい猫に癒やされてもらえたらうれしいです」と笑顔であいさつ。

動物病院の獣医師・美咲役を演じる吉瀬は、「注射を打つなど、獣医師として見せなければいけない場面がいろいろありました。まったく未経験なので時間がかかりましたし、苦労しましたが、すばらしい作品に参加できて本当によかったと思っています。10年、20年、30年たっても、このドラマを見て本当によかったなと思える作品ではないかと、一視聴者として思いました。たくさんの方に見ていただきたいと思っています」と撮影を振り返りつつ、アピールした。

また、動物看護師で水島楓役の島崎は、「小学校のころの夢が獣医さんだったので、このお話をいただいた時、絶対にやりたいという思いで挑みました。動物のことを大切に思って、病院に連れてくる飼い主さんの思いもいろいろと考えて挑みました。でも仕事以外の場面だと、西島さん演じる秀亮と、吉瀬さん演じる美咲の2人の恋を、猫のようにひっかき回しちゃう……。本当は2人をくっつけたいという思いがあり、自分は猫のような感覚で2人の間にいました」とコメント。

そして、第1話のゲスト・立花ヒロミ役の蓮佛は、「猫にとにかく癒やされました。仕事でこんなに癒やされていいのだろうかというくらい猫と一緒の時間は楽しかったです。大の大人が、スタッフキャスト含めて猫の機嫌が落ち着くまで5分、10分、15分と息を殺すかのようにして待つ時間もあったりして、そういう時間も私にとってはすごく新鮮でした。あとは個人的なイメージで、西島さんは誰か凶悪な敵と戦っている役の印象が強いのですが、ご覧いただいたように、この作品では開始1秒から猫に翻弄される西島さんを見られます。そういうところも含めて、みんなでほっこりできる、家族で見たくなる作品だと思います」と、現場の様子を伝えた。

演出の大谷太郎は、「蓮佛さんも血まみれになったり、西島さんも引っかかれたり、猫は撮影現場で自由気ままでした。僕らも“もう、いいかげんにしてくれよ”と思いながらも、すごくいい表情をするので撮影を進めました」と、動物がキーとなるドラマならではの苦労話を語っていたが、放送では、気ままでかわいらしい猫たちと、ハートフルなストーリーに癒されるはず。

<あらすじ>
家具の修理店を営む椎名秀亮(しいな・しゅうすけ/西島)は、幼なじみの獣医師・藤村美咲(吉瀬)とともに、亡き妻(酒井美紀)が飼っていた猫たちの新しい飼い主を探していた。そこに、祖母が大好きだった猫の代わりとなる猫を譲ってほしいと、ヒロミ(蓮佛)が訪ねてくる。秀亮は、ヒロミの家を下見したうえで、毛布と一緒に猫を渡す。猫との再会に喜ぶ祖母に、ほっとするヒロミだったが、今度はヒロミの婚約者に会いたいと言い出して……。

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