「遠山の金さん」も“苦手な上司”の対応に悩んでいた!?

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歴史上の人物の知恵と行動から探っていく番組『先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)』(NHKEテレ、毎週火曜22時)。新年度からは、二宮直輝アナウンサーが「店主」を務める。

4月4日は、「遠山金四郎 一件落着!人づきあいの悩み~苦手な上司の対処法~」と題して放送。時代劇でもおなじみのヒーロー『遠山の金さん』こと遠山金四郎(1793~1855)。実は苦手な上司との関係に悩みつづけた役人だったという。上司の老中・水野忠邦は低落していた武士の威厳を取り戻そうと「天保の改革」に乗り出すのだが、最初に水野が言い出したのは庶民のぜいたく禁止令。これにより江戸は深刻な不景気に……。そこで金四郎は改革をほどほどにするよう進言するが、水野は一切耳を傾けない「ワンマン上司」。下からの意見を通す術はあるのか? さらに水野は江戸に暮らす地方出身者を追い払う「人返し」を実現しろと金四郎に命じる。そんな上司の「ムチャぶり」、どうしたものか……。さらに、水野は気に入らない部下の排除を始める。いわゆる「職場いじめ」だ。

今回は、金四郎の悩みを通して「そりが合わない上司と向き合う知恵」に迫る。こうした「金四郎の極意」を読み解いていくのは、組織の上下関係を改善し事業拡大につなげたことで注目される、リゾート会社代表の星野佳路(ほしの・よしはる)さん。

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