なぜ少年の姿なのか?国宝・阿修羅に隠された謎に迫る

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仏教に深い興味を抱く古舘伊知郎をはじめ、井浦新松下奈緒が、3月23日(木)22時からNHK総合にて放送される『阿修羅 1300年の新事実』に出演。奈良、興福寺の国宝「阿修羅像」の謎を、最新の科学調査と大胆な推理でひも解いていく。

日本一有名な仏像といっても過言ではない「阿修羅像」。しかし、戦いの神がなぜ少年のような姿なのか? 多くの人を魅了し続けてきた美しい顔だちは、完成直前までまったく別の顔だったことが明らかに!? さらに、合掌する手のポーズに隠された知られざる秘密が、九州国立博物館のCT調査によって判明しようとしている。

阿修羅を造らせたのは、聖武天皇の后、光明皇后といわれている。何を思い、何のために造らせたのか? 阿修羅像からは、当時の激動の東アジア情勢やユーラシアをまたぐ交流、そして光明皇后の一人の女性としての苦悩までも見えてくるという……。番組では、光明皇后ゆかりの地を訪ね、1300年のときを超えて阿修羅が語る古代日本の姿を浮き彫りにする。

案内人の古舘は、「次から次へと現れる阿修羅の謎。連綿と続く時間の果てに自分が生かされているんだと強烈に感じた。阿修羅に託された思いを、次世代につなげていかないと。阿修羅は“つながってますよー!”って言っているのかな」とコメント。井浦は、「子どもの頃から阿修羅像が大好きで、この番組に参加することに運命的なものを感じた。1300年前に阿修羅像を作った人びとの並々ならぬ思い。謎に挑む研究者や現代の職人の方たちの情熱を感じていただければ」と。また、松下は、「1300年たっても変わることのない、人の感情、思いやりの気持ちが、阿修羅像に込められていたことをいろんなところで教えてもらいました。いにしえの方が残してくれた阿修羅像からのメッセージを受けとってください」と語っている。

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