能シテ方の人間国宝、名人芸の本質をやさしく解説

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2月24日の『にっぽんの芸能』(Eテレ、毎週金曜23時)は、「新名人列伝」と題して、大正から昭和に活躍した名人たちの至芸を、NHKに残る貴重なアーカイブス映像と共に紹介するシリーズを放送。

同番組は、古典芸能に興味を持ち始めた方から愛好家まで、幅広い世代を対象に古典芸能の魅力を分かりやすく伝えるプログラム。女優の石田ひかりと秋鹿真人アナウンサーが司会を務める。

今回は、能シテ方の人間国宝、近藤乾三(こんどうけんぞう)(宝生流)、後藤得三(ごとうとくぞう)(喜多流)、櫻(さくら)間道(まみち)雄(お)(金春流)をとりあげる。3人は、明治半ば生まれの同世代。流派は違うが、三者三様の芸で戦後の能を支えた。古武士を思わせるいぶし銀の近藤、柔らかで豊かな人間表現の後藤、細やかな心情を近代的に描いた櫻間。演劇評論家の渡辺保が、名人芸の本質をわかりやすく解説する。

また、コーナー企画「和と和」では、女優のとよた真帆が「手ぬぐい」作りに挑戦する。

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