2017年1月2日(月)NHK総合にて21時から、人気シリーズ『陽炎の辻』が7年ぶりにテレビに登場、正月時代劇『陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~』として放送され、ついに完結する。これに先駆け、渋谷の同局にて試写会が行われ、主演の山本耕史中越典子工藤阿須加長塚京三が出席した。

同ドラマは、NHKで2007年から2010年まで、3部に渡るドラマシリーズと2本の正月時代劇として放送され、視聴者から絶大の支持を得た、剣豪ドラマの人気シリーズ。父となった剣豪・坂崎磐音(山本)が最後に戦うのは、幕府の権力者・田沼意次(長塚)。さらに田沼意次を討つため磐音に協力を求め弟子入りする白河藩藩主・松平定信(工藤)を加えた三者が、それぞれの“父子の誓い”を胸に秘め、激突。最終決戦の幕が上がる。

主演の山本は、「この作品は本当に僕にとっても、とても大切にしてきた作品です。磐音という役をやらせていただくと本当に大変なんです。一回りも二回りも本当の自分よりもすごく強く描いていただいて、昔は小川直也さんを倒したり武藤さんを倒したり、今回は、中国武術の(元世界)3位の松浦新さんにも作品の中だと勝ててしまうという……。これまでで1番速いたてだったので、剣が追いついていかないというのが、初めてのことでした。そのくらい過酷なたてのシーンはありました」と振り返った。続けて、「すべてを通して『陽炎の辻』というものの集大成のような、切なさとそして人情と親子、いろんな要素があって、男の強さ優しさ、女性のたたずまいというか、本当にそういうものが盛り込まれていたような気がします。僕も正月にテレビの前で皆さんと一緒に見ることを楽しみにしています」とアピールした。

磐音の妻・おこん役を演じた中越は、「磐音とおこんの2人に息子ができていて、今回は家族という深みも増して、お父さんと息子という関係が三者三様でありまして。そういうところも本当に胸がぐっとつかまれるような思いに私もなってしまいました。なんといっても子役の利空(りく)くん演じる空也(くうや)の笑顔がきらきらしていて、これは今までに無かった陽炎の輝きだなと思って、それがさわやかでとってもうれしくなりました。1人でも多くの方にお正月にぎやかな時期に皆さん家族で見ていただけたらなと思います」と笑顔を見せた。

また、工藤は、「『陽炎の辻』という作品に出させていただいて、本当にうれしくて、でも不安のほうがすごい大きかったです。周りの方々から、“山本耕史さんは日本一たてがうまいから、気合いを入れて臨んでくれ”と言われて、毎日剣を振っていたのを覚えています。でも山本さんがすごく優しくて、丁寧に教えて下さったりとか、本当に楽しく芝居をさせていただきました。何より、完成したドラマを見させていただいた時に、何かすごい自分の中でジーンとくるものがあり、見終わったあと、ふと父に電話してみたんですけれども。特に何か話したという訳ではないんですけれど、何か心動かされたものがあったりとか、そういうものが見ていただいた方に届けばいいのかなって思っています」と明かした。

長塚は、「僕は時代劇が大好きで、3、4年前の『薄桜記』で吉良上野介をやらせていただいて、同じ歴史上の人物でも田沼といい吉良といい、なかなか一癖も二癖もある歴史上の人物なんですけど、その時に主役の山本さんが、僕を守ってくれる役だったので、今回はお会いした時に、“すみませんね、今回はお守りする立場じゃなくて”って(笑)。とっても楽しくやらせていただきました」と語った。

【物語】坂崎磐音は、妻・おこんとの間に八歳の長男・空也がいる立派な父親となり、町の小さな剣術道場主として穏やかな生活を送っていた。そこに一人の若侍が現れる。名は、松平定信。現・白河藩藩主である。吉宗の孫として、かつては次期将軍の有力候補であったが、その聡明さを恐れた老中・田沼意次によって、白河藩へと養子に出されていたのだ。若い定信は、父・宗武(山本學)の遺言である打倒田沼を果たすため、磐音に弟子入りを願う。一方、田沼の側近は、磐音と定信の邂逅(かいこう)を知り、新たな刺客を磐音たちにしむける。一剣術家として、ただ息子・空也の成長を願い、家族を守り抜きたい磐音だが、政治の権力争いの舞台に巻き込まれてしまう。やがて田沼の息子・意知(滝藤賢一)が江戸城内で襲われるという事件の背後に定信が浮かび上がり、定信の無実を信じる磐音は動き始める!

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