どんな立体も折り紙で再現可能!?世界の最先端技術にも活用

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最先端の科学と技術を紹介するテレビ番組『サイエンスZERO』(Eテレ、毎週日曜23:30)。10月2日は「“折り紙”大進化! 宇宙から医療まで」を放送。スタジオゲストに、繁富 香織 (北海道大学・高等教育推進機構)を招き、日本の折り紙の驚くべき進化「ORIGAMI」に迫る。

日本人にとって身近な折り紙が、今、宇宙から医療まで、世界中の先端科学の分野で採用されているという。理由の1つは、「折るだけで、二次元から三次元の立体を作り出せる」こと。最新の研究ではどんな複雑な形状でも、折り紙で作ることができると考えられている。

この特徴を使い、ロボットや人工血管を作る新技術が誕生している。もう1つは、「コンパクトに収納でき展開も自由自在」なこと。究極の輸送効率が求められる宇宙開発の現場で活かされている。例えば、NASAが開発を進める宇宙望遠鏡。巨大なパネルを宇宙で展開するときに、折り紙の技術が採用された。直径30mの花形のパネルが、折りたたんで小さなロケットに収まるというまさに折り紙ならではの技術だ。そんな折り紙研究の最前線に迫る!

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