ツンデレ長谷川博己、嫉妬顔の尾野真千子に太鼓判『夏目漱石の妻』スタート

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9月24日にスタートする、土曜ドラマ『夏目漱石の妻』(NHK総合 毎週土曜21時~22時13分)の試写会が渋谷の同局にて行われ、主演の尾野真千子と、長谷川博己黒島結菜舘ひろしが出席した。

今年は夏目漱石没後100年の年。「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「こころ」など今なお夏目漱石の作品は人々に愛されているが、実はその多くは、妻・鏡子との夫婦生活を下敷きに描かれている。本作は、明治という激動の時代を駆け抜け、ともに成長していく夏目漱石夫婦の姿を、妻・鏡子の視点から、生き生きとユーモアを交えながら描くエンターテインメント・ホームドラマだ。

試写を終え、主人公・夏目鏡子を演じた尾野は、「いろんなことがめまぐるしく起こる台本で、けんかしたり仲直りしたり、いろんなことが起こる中で、大変だな、大丈夫かなっていろいろ心配事がたくさんありつつも、長谷川さんとの芝居が楽しくて、いつも楽しく現場に行っていたことを覚えています。第1回を見た感想も、“楽しい”です(笑)。楽しくできたから、本当に楽しくできてるんだなと思って、あの時の感情はうそじゃなかったということを改めて思いました。最終回まで、ぜひ見ていただけたらうれしいです」と笑顔であいさつ。

夏目金之助(漱石)を演じた長谷川は、「すごい重厚なすばらしいドラマになったなと思います。そういう感じでありながら、一番のテーマである『家族』をテーマにしていて、“家族とは何か”っていうものを楽しみながら、いろいろ見る方も感じられたりするのではと思います。第2回からまたいろんなことが起きて、ますます楽しくなってきますので、ぜひご覧ください」とアピールした。

裕福な家庭に育った鏡子は、中根家の長女で、父・重一から大事に育てられたお嬢様。19歳で10歳上の夏目金之助と見合い結婚をする。頭脳明晰で几帳面、しかしとんでもなく気難し屋の漱石。一方、大らかで、自分の考えをすぐ口にする鏡子。正反対の二人は、どのようにかけがえのない家庭を築いていくのか……。吉永証制作統括は、特に、尾野の寝ぼけ顔と嫉妬顔、長谷川の“ツンデレ”ぶりは絶品、と語っており、どんな夫婦像が見られるのか注目だ。

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