名コンビ誕生!阿部寛と香川照之が犯罪捜査ドラマでタッグ

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阿部寛香川照之がタッグを組んで事件を解決する土曜ドラマ『スニッファー 嗅覚捜査官』(NHK総合、毎週土曜22:00)が、10月22日から放送スタート。同作品は、ウクライナ発の世界的大ヒットドラマ「THE SNIFFER」のリメイクで、動物以上の特殊嗅覚を持った主人公・華岡信一郎(阿部)が、人情派刑事の小向達郎(香川)と共に、難解で奇妙な事件を鮮やかに解決していく姿を描いていく。7月にクランクインした同ドラマだが、この度スタジオ取材会が行われ、阿部と香川が出席した。

主演の阿部は、「NHKの現代劇に出演するのは、ほぼ初めてだと思います。セットとかロケ地とか、ものすごいこだわりがあるんだなって思い、長年こうやって俳優業をやっていますけれども、すごくうれしい気持ちです。ウクライナで放送されたテレビの人気シリーズのリメークということですが、鼻が効くというので、どういう感じでやろうかなと、最初にちょっと考えながらやっていますが、香川さんというすばらしい方と一緒にお仕事できて、僕もすごく楽しくこの作品を作っています」と心境を明かした。

続いて香川は、「各国でリメークされていると聞いていますが、ウクライナの主演俳優さんと阿部さんがうり二つで(笑)、これだけでも、このドラマが非常におもしろいなと思います。一方、僕がやっている刑事の役は、ウクライナでは有名な映画俳優の方らしいんですが、こちらのスタッフならびに堀切園監督から、日本の銭形警部のような人情派の刑事にしてほしいという方針がありました。実際やってみて、僕は何も解決していないんですよね。阿部さんが鼻で全部解決して、横でツッコミをいれているお笑いのコンビみたいなドラマになっています」とアピールした。

主人公の華岡は、もともとは研究員で、動物並みの特殊な嗅覚能力を持っており、興味が転じて捜査に協力するようになった。ふだんは特殊嗅覚ゆえに、鼻栓をして生活をしているが、事件現場に行き鼻栓を取って臭いをひと嗅ぎすると、そこの現場に残された臭いから、様々な事を嗅ぎ分けて事件の真相に迫っていく人間。そんな華岡の相棒・小向は、非常に人間の心に入っていく能力にたけている男で、足で事件をかせぐという役柄。

この対照的な2人が、時に笑いあり、時にアドリブを交えながらも、友情あり、けんかありという形で、事件を解決していくという物語だ。演技派俳優の阿部と香川のタッグで、どんなコンビが誕生するのか今から期待が高まる。

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