増田セバスチャンが平井堅を「会いたい」と指名、その理由は…

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アートディレクター・増田セバスチャン(45)と歌手・平井堅(44)が、7月9日(土)放送の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』(NHKEテレ、毎週土曜22:00~)に出演する。同番組は、異なる分野で活躍する2人の“達人”が出会い語りあうだけでなく、番組の前半と後半で話し手・聞き手を逆転するクロスインタビュー。

増田は、原宿から世界に「カワイイカルチャー」を発信し続けるアートディレクターで、きゃりーぱみゅぱみゅの衣装やアートワークを手がけてファッションに敏感な10代女子の心をわしづかみにした新進気鋭のアーティスト。そんなティーンエイジャーのカリスマ、増田が「会いたい」と指名したのは、歌手の平井。切ない歌声と抜群の歌唱力の持ち主であり、女心をくすぐる歌詞とメロディを紡ぎ出すシンガーソングライターでもある。これまで4作のアルバムがミリオンセラーを達成し、男性ソロアーティストとして歴代1位に輝く。今年、伊勢志摩サミットの応援ソングを手がけたことも記憶に新しい。

今回、平井を訪ねて増田がやってきたのは都内のレコーディングスタジオ。平井は最新アルバム「THE STILL LIFE」について、「カワイイ」をテーマにした曲で作品に“毒”をまぶしたことを告げると、増田は「作品性における毒の部分で共鳴できそう」といきなり大盛り上がり! 二人の作品づくりの極意と秘められた“毒”が暴かれていく。自身も他のアーティストのビデオを手がける増田がいちばん聞きたかったのは、平井がインド人に扮して踊る「ソレデモシタイ」のミュージックビデオについてだ。道ならぬ恋に進む女性の本音を描いた歌なのに、なぜインド人? 平井の答えはミュージックビデオの根幹に切り込む壮大な思考にあふれていた。さらに、ライブの前に必ず行う7つの儀式にも切り込んでいく。

後半は、平井が増田のアトリエに。増田が考える「カワイイ」とは、“欲望”の塊であり、それを反映した作品たちは、微量の“毒”をはらむがゆえの魅力にあふれている。平井も増田の作品に見て触れて、そのことを実感。同じ1995年にデビューし、去年20周年を迎えた2人のクリエイター魂が響きあう。

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