NHK阿部渉アナ「都市伝説の真実」明かす…リオ五輪中継キャスター発表

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8月に開催されるリオデジャネイロオリンピック。22日、渋谷にあるNHK放送センターにて、開・閉会式を担当するキャスターが発表され、阿部渉アナウンサー、森花子アナウンサー、三瓶宏志アナウンサー、杉浦友紀アナウンサーが取材会に出席した。

阿部は、「開会式には、その国、今回はブラジルの自然、歴史、伝統いろんなものがぎゅぎゅっと詰まって、一大エンターテインメントショーとして繰り広げられるはずですので、その臨場感を本当に自分自身も楽しみながら、お伝えしていければいいなという風に思います。さあこれから始まるという高揚感の中で、もちろん日本選手団、日本の選手たちの様子をしっかりとお伝えしていきたいと思います。世界に目を向けますと各地でテロが相次いでいる時代です。そしてふるさとを追われて難民や移民として厳しい生活を送っている人たちが数多くいます。そうした中で、スポーツと平和の祭典であるオリンピック、その開会式で今の時代において、どんなメッセージが伝えられるのか、そういう点についてもしっかりとお伝えしていければいいなという風に思います」と意気込みを語った。

また、ある”都市伝説”に触れた阿部アナ。それは、開会式の担当アナウンサーは、開会式の仕事が終わったらすぐに帰るという伝説があるのだいう。実際、2年前のソチを担当する時に、10何時間かけて現地へ行き、「そんなことはないだろう」と思っていたら即帰国のスケジュールであったと明かす。今回の日程表について「開会式の翌日即帰国と(笑)その後は森アナウンサーに任せるということで、開会式1本勝負で頑張っていきたいと思います」と笑いを誘った。

続いて森アナは、「小学校2年生の頃の私の夢は剣道でオリンピックに出ることでしたが、剣道がオリンピック種目ではないことがわかった時のショックはいまだに覚えています。今回選手という立場ではないですけれども、オリンピックに携わることができるということになりまして、本当にうれしく思っています。オリンピックという舞台は、選手の皆さんにとって、それまでの人生何年何十年と積み重ねてきた努力の成果を披露する場だと思います。日々高い目標を掲げて自分と向き合いながら高見を目指して粒々辛苦されてきた、選手の皆さんが、オリンピックという舞台で輝く一瞬を見逃さないように丁寧にそして分かりやすく日本の皆さんにお伝えすることが自分の役目、使命だなと感じています」と目を輝かせた。

そして三瓶アナは、「開会式もとてもいいんですが、閉会式はすべて戦い終えて、みんな非常に気持ちも一緒になったような、あの雰囲気がとても好きで、今回リオの閉会式とても楽しみにしています。そのあと直後に始まるパラリンピック、それから2018年のピョンチャンそしてさらに2020年東京オリンピックに伝わるような閉会式になればいいなと思っております」とアツく語った。

最後に杉浦アナは、ソチオリンピックの時の経験をいかし、しっかり準備をして届けたいと語っており、「私にとってはスポーツキャスターとしての、1つまとめになるところかなと思っておりますので、尽力していきたいなと思っています。そして、閉会式ですが、選手の皆さんの活躍を毎日伝えて、その締めくくりとなる式典を担当させていただいたのはすごく光栄です」と笑顔を見せた。

開会式は、日本時間の8月6日午前7時30分から8時40分までがEテレ、それ以降は総合テレビで生中継される。そして、22日午前の閉会式においては、前半がEテレ、後半が総合テレビで中継される。

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