ガチオタ美女・市川紗椰も驚き「日本の三蔵法師」の大冒険

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5月10日の『先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)』(Eテレ、毎週火曜22時~)は、ゲストに田部井淳子(登山家・エベレスト女子登山隊 副隊長)、入澤崇(龍谷大学教授)、市川 紗椰 を迎えて、「大谷探検隊」をテーマに放送する。

今から100年以上前の明治時代、はるかシルクロードを旅した日本の三蔵法師ともいうべき人物がいる。それが西本願寺の僧侶、大谷光瑞(おおたにこうずい)。きっかけは明治維新後、日本で吹き荒れた廃仏毀釈の嵐とキリスト教の公認に影響を受けた仏教の衰退。危機感を抱いた光瑞は、仏教のアイデンティティを確立するため、原始仏教の宝物を探し人々に伝えることが重要と考えた。

しかしその旅は波乱万丈。大谷は門徒の若者たちによる探検隊を結成しロンドンから中央アジアをへてインドを目指すが、「世界の屋根」といわれるパミール高原の過酷な高地や、炎暑の砂漠地帯が出現。素人同然の隊員たちにとって過酷きわまりない旅となった。大谷は「詳細な日記を書け」「一度決めたスケジュールは守りぬけ」など独特な知恵を使って困難を克服し大冒険を成功に導く。本人と弟子、三回にわたって実施され、貴重な仏像や聖典を探り当て持ち帰る。その大規模な宝物展示は大人気となって信者が増え仏教の復興につながった。

そして、女性として世界で初めて世界最高峰エベレスト、および七大陸最高峰への登頂に成功したことで知られる田部井の冒険秘話にも注目だ。

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