ディーン・フジオカが話題のCM美少女&寺尾聰と共演『喧騒の街、静かな海』

公開: 更新:

ディーン・フジオカ寺尾聰が”親子”として共演する特集ドラマ『喧騒の街、静かな海』(放送日は未定)の取材会が、13日にNHK大阪放送局で行われ、ディーン、寺尾、久保田紗友が出席した。

同ドラマは、写真家・藤原新也の短編を原案に、関係の壊れた父親(寺尾)と息子(ディーン)が、明日に向けて再生の道をどういう風に手繰り寄せることができるかという物語で、同時に1人の孤独な少女・クロ(久保田)が、その父親と息子と関わる中で、どういう風に未来に向けて歩き出すようになれるを描く人間ドラマ。

主人公・水無月進(みなづきしん)を演じるディーンは、「今回は、水無月進という、芸能人の名前のような役をやらせていただいております。そうですね、あんまり……謎は謎のままにしておきたいな、という部分もありまして、素性を隠して、生き別れた父親を捜しに大阪に来る写真家の役ということで、日々、撮影真っ最中で、楽しい日々を大阪で送らせていただいています。ぜひ、完成を楽しみにしていてください」と語った。

物語のキーパーソンとなる少女・クロを演じる久保田は、iPhoneのCMなどでも注目を集める16歳。今回の出演について「クロという役は、すごく家庭環境が複雑で、自分の周りのものから、ずっとシャットダウンして、生きてきた女の子です。そのクロが、水無月進さん、海老沢淳さん(寺尾)に出会うことで、変化していくところで、すごく重要な役割をいただいて、丁寧に丁寧に演じなきゃなって思って、大切に役と向き合わせていただいています。完成を楽しみにしていてください」と笑顔を見せた。

また、寺尾は、「私が演じる役は、精神科医・児童精神科なんですけども、普通の医師、僕らが持つイメージと僕自身は違う捉え方をしてまして、あまり完璧でないこの男、自分の過去から欠落した部分がたくさんあって、なんとか再会した息子と解け合うことができるかというところまでに、どうたどり着くかなと。人間誰しも不完全で、後悔することばかりを背負ってる、このお医者さんなんですが、息子と出会うことによって一歩、また足が前に出て行けるかどうかという役を演じたいと思っています。それにはもう、なにをおいても息子役のディーン君がどんな芝居をしてくれるのかとても期待しつつ、毎日過ごしています。僕も毎朝、朝ドラでディーン君を見ていたファンの一人です」とあいさつした。

【あらすじ】
大阪の夜の街角で、初老の男がJKビジネスの少女たちに話しかける。行き場のない子どもたちの受け皿に なろうと声かけのボランティアを続ける彼は、少女たちから“地回り先生”と呼ばれる精神科医だ。その “地回り先生”に「あなたの活動を取材させてほしい」と近づく若いカメラマン。彼は、実は精神科医の息子 である。幼いころに別れた父に、素性を隠して接近してきたのだ。父子の関係は崩れていた。三十年前に家族 がバラバラになった後、残された精神科医の妻は誰にもみとられずなくなった。大阪での三十年ぶりの父子の 再会は、父にとっては亡き妻、息子にとっては亡き母へのしょく罪の旅の始まりでもあった。行き場のない孤 独を抱えるひとりの少女と向き合いながら、父子は自分たちの人生を生き直そうとする……。

PICK UP