人々が組織や社会の中で直面している様々な課題、実はそれらは先人たちが取り組んできたものと通底する。現代人の課題や関心事項を毎月1テーマずつ設定し、解決へのヒントを歴史上の人物の知恵と行動から探っていく番組『先人たちの底力 知恵泉（ちえいず）』（Eテレ、毎週火曜22時～）。

4月5日は、ゲストに野口健（アルピニスト）山本博文（東京大学史料編纂所教授）渡辺徹（タレント） を迎えて、「ライフワークを成し遂げるには？水戸黄門・人生のプロ」の前編を放送する。

時代劇のスーパースター、水戸黄門こと徳川光圀。彼のライフワークは諸国漫遊ではなく397巻に及ぶ歴史書「大日本史」制作プロジェクトだった。そんな黄門様の“生涯の仕事をやり遂げる”知恵を探る。「大日本史」に一切の妥協を許さなかった光圀。全国から最高水準の学者を招き各地へ史料調査員を派遣、自ら原稿の修正を重ねた。「完璧なものでなければ後世に残る仕事になり得ない」、前代未聞の大事業に挑んだ光圀の知恵とは？