『セカンド・バージン』大石静が大人の恋ドラ!主演は石田ゆり子

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人気脚本家・大石静と主演・石田ゆり子のタッグで送るドラマ10『コントレール~罪と恋~』が、4月15日(金)22時からNHK総合にてスタートする。25日に渋谷の同局にて試写会が行われ、大石と石田をはじめ、井浦新原田泰造が出席した。

無差別殺人事件で夫を亡くした主人公・青木文を演じる石田は、「文という人は、演じる人によって色を変えるような役。私がせりふをどのように、どのトーンでどの言い方で話すかによって、人格ががらっと変わるくらいの、とても繊細な色を持っています。物語も、タペストリーのように細い縦糸、横糸が繊細に複雑に絡み合い一枚の織物が仕上がる、そんな印象を受けています。撮影は続いていますが、とにかく最後まで青木文を演じられるように、がんばります」と目を輝かせた。

そして、文の夫を過失で殺めてしまった男・長部瞭司役の井浦は、「今回の現場は、自分の中では挑戦というか、最初から高いハードルを超えていかなければいけないなという思いで、やらせていただいています。そして、光栄なほどの最強な布陣で、作品に挑ませていただいています。僕の中では、この布陣でおもしろいものが作れないはずがないというふうな思いでやっています」とコメント。

また、無差別殺人事件を担当した刑事・佐々岡滋役の原田は、「第1回を昨日の夜中に見させてもらいましたが、とてもいいドラマで、巻き戻してまた見てしまいました。いままでの中でせりふの練習って、たぶんこのドラマが1番多くしているんじゃないかなと思いながらやっていますが、その練習も楽しいんです。現場はとても楽しく、このチームに入れて本当によかったと思っています。毎回、台本をドキドキしながら見ている状態で、最後までがんばりたいと思っています」と語った。

本作は、オリジナル脚本で大人の為のラブストーリー。大石は、「若い子は傷つきたくないと思って、あまり突っ込んでいかない。そして大人も、安定を好む時代になっていると思うんです。だからこそテレビの中で、激しく踏み出す女性であったり、激しく求める男性であったり、そういうリアルと夢を両方描かなくてはいけないと思うんです。この世ならざるものを、ドラマで感じていただけたらと思い、書きました」と明かした。

ラブストーリーでありながらスリルとサスペンスも含み、ヒューマンストーリーの要素も持ち合わせた本作。それぞれに傷を抱えた男女が、出会って、恋をして、再生していくという物語だ。新年度から“ドラマ10”の枠は金曜の22時に移り、その第1弾とあって期待も高まる。

【あらすじ】
若くして人生に絶望した男女がいた。 無差別殺人事件で夫を失った孤独な女、無差別殺人事件に巻き込まれ未来を捨てた男……半分死んだまま生きているような二人。 しかし人生には、時に思いもよらない出会いが訪れる。その宿命的な出会いから別れ、そして再会。 女を想う、もうひとりの男の報われない美学。また、無差別殺人事件に隠された意外な真実とは――。

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