井上あさひアナと京都・表千家の「茶の湯」を学ぶシリーズがスタート

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新たな趣味のきっかけに役立つ番組『趣味どきっ!』(NHK Eテレ21時30分~21時54分)。2月1日(月)から8回にわたり、「はじめて楽しむ茶の湯」がスタートする。茶の湯をつらぬく主客一体の「和」の心を知り、長年稽古を続けてきた方のみならず、「茶の湯」の世界にはじめてふれる人にこそ、その魅力を感じてもらえる内容となっている。

一碗の茶を介して、人々が和やかに心通じ合わせる「茶の湯」。茶の飲み方・点て方はもちろん、立ち居振るまいや、茶室のしつらえに至るまで作法が決まっていて、難しいという印象を持つ人も多い。しかし、そうした作法の背景には、亭主と客とが一体となってひと時を楽しむ、一座建立や一期一会の精神があり、それこそ、千利休が400年あまり前に大成した「わび茶」が時代を超えて人々をひきつけてきた魅力だ。

今回、千利休の伝統を受け継ぐ京都・表千家の「茶の湯」を学ぶ新たなシリーズでは、井上あさひアナウンサーが、これまでのシリーズにはあまりなかった体験(主菓子作り、茶臼での抹茶作りなど)を通じて、茶の湯の楽しみを伝えていく。講師として、第1回は、千 宗左(せん・そうさ)(表千家十四代家元)、千 宗員(せん・そういん)(表千家若宗匠)、そして、第1~8回は、貫名義隆(ぬきな・よしたか)(表千家 家元教授)を迎える。

さらに、番組後半のミニコーナー「茶の湯のこころ」では、毎回、表千家に伝わる一品を取り上げて、利休や代々の家元の人物像と遺(のこ)した言葉を紹介。「わび茶の心」の神髄にふれていく。

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