「疲れを癒して」堺雅人から井上真央へ真っ赤なリンゴのプレゼント

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現在放送中の大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK総合)だが、来月13日に最終回を迎え、来年1月10日から第55作『真田丸』がスタートする。11月25日に、渋谷の同局で久坂美和役の井上真央から真田信繁(幸村)役の堺雅人へ、恒例のバトンタッチセレモニーが行われた。

井上は、「撮影期間は1年2か月、準備を入れると2年近く、1つの作品にこれだけ多くの人が携わって、これだけ多くの歳月をかけるドラマって、大河ドラマだけだと思います。その作品に主演として携わらせていただいたことは本当に光栄でしたし、最後、ゴールにたどり着いたときは、人生で1番じゃないかというくらいの達成感を味合わせていただきました」とあいさつ。

続けて、「後半では、ずっと一緒だったスタッフさんがいないなって思うと、きょうは「真田丸」の撮影に行っていますということがあって、ちょっとさみしいなって思うこともありましたが、こうして大河ドラマは受け継がれて行くんだなという思いがしました。堺さんは私と違い大河のご経験もおありですし、きっとスタッフの皆さんも、頼りになる座長がいて本当に頼もしいと思っているでしょう。どうか体に気をつけてがんばってください」とエールを送った。

堺は、「大河ドラマの主役というのがどういうものか、まだわかりません。『花燃ゆ』では遠くで見守ったりとか、すべて受け止めたりとか、そういう受けのお芝居が、たぶんたくさんあったような気がしますので、またリーダーシップを発揮するだけの座長とは違う、井上さんらしいすばらしい座長ぶりだっだのではないかと勝手に想像しております。真田も群馬にはゆかりがありまして、上田と沼田と2つのお城を行ったり来たりしていました。ぜひ『花燃ゆ』に引き続いて群馬の方々も、そして『花燃ゆ』大河ファンの方も『真田丸』をご愛顧いただければと思っております。本当に人の輪を大切にしながらという1年にだったと思いますが、本当にお疲れさまでございました」と言葉をかけた。

恒例のプレゼント交換では、井上から堺へ“シルクのストール”の贈りもの。群馬県が開発した「ぐんま200」という蚕から作られた生糸で、繊細に織り上げられた逸品だ。

一方、堺から井上へは“信州特産のリンゴ”が贈られた。真田家の象徴ともいえる赤い甲冑のようにリンゴを手渡した堺は、「この真っ赤なリンゴで、井上さんも、1年間の疲れを癒してください」とねぎらいの言葉をかけた。

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