ピーター・ドラッカーが愛した日本美術コレクションとその見解に迫る

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6月7日の『日曜美術館』(Eテレ 毎週日曜9時~10時)で、「ピーター・ドラッカー 日本美術へのラブレター」を放送する。

経営学の父、ピーター・ドラッカーは、長年にわたる日本美術の熱烈なファンでありコレクターで、半世紀にわたって集めた200に及ぶ日本美術コレクション、その大部分が、室町時代の山水画や江戸時代の禅画、文人画などの水墨画である。

現在、千葉市美術館で「ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画「マネジメントの父」が愛した日本の美」が開催中(~6月28日まで)。千葉市美術館の河合正朝館長、セシリー・ドラッカーさん(ピーター・ドラッカー 次女)、藪本俊一さん(古美術商)をスタジオにむかえる。

ドラッカーは70歳の時、「日本美術へのラブレター」という評論を著した。「私は日本美術と恋に陥ってしまった」という告白で始まり、「日本美術を恋する者には尽きない喜びがある」という言葉で終るドラッカーの“ラブレター”。そこには、日本美術が自分の人生にいかに大切なものだったか、という個人的体験とともに、日本美術が世界的に見ていかに優れたものか、という独創的見解が綴られている。ドラッカーのコレクション“ラブレター”の朗読とともに紹介、日本美術にまつわるドラッカーの人生と思想を明らかにする。

■巡回予定
長野県信濃美術館 7月11日~8月23日
山口県立美術館 10月30日~12月6日

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