菅田将暉がさだまさし役で主演、本郷奏多とのギターセッションは必見

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5月30日からスタートする、土曜ドラマ『ちゃんぽん 食べたか』(NHK総合 毎週土曜22時~22時44分)の試写会が、21日に渋谷の同局にて行われ、主演の菅田将暉、本郷奏多、間宮祥太朗、泉澤祐希、森川葵、原作のさだまさし、制作統括の真鍋斎が出席した。

同作品は、小説家としても活躍するシンガーソングライターのさだが描く、涙と笑い満載の自伝的青春物語だ。

主人公の佐野雅志を演じる菅田は、「実話が元という事もあり、色んな事が、こんなに面白い事が沢山起こるんだという感じでした。落語をしたりバイオリンをしたり、弾き語りをしたり、方言もありますし、この仕事をしていないと、この「さだまさし」という役にも出会っていないと思いますし、それこそさださんや皆と会う事もなかったと思います。ちょうど僕の親父がさださんに憧れている時代でして、ラジオとかで聞いた曲を耳コピしながらギターで弾き語りして覚えたという時代で、という親父が毎日の様にさださんの曲とかを、家で弾き語りしている姿を見ていたので、そんな所をイメージしながら楽しくやらせていただきました」と語った。

続いて古田政美役の本郷は、「僕は3話から登場する、雅志と良い相棒というか、そういう関係になっていく役どころです。ギターが滅茶苦茶上手いという役なので、たくさん練習しました(笑)。大変だなぁ……指も痛いしとか思いながらやっていたんですけど、いざ菅田君と一緒に現場に入ってセッションと言いますか2人で弾いてみたら、音楽ってこんなにも楽しいのかって凄い感動しました。音楽って凄い良いんだなという感情をこのドラマのお陰で味合わせていただいて、2人とも凄くいきいきとした顔をしていると思うので、良いものになったかなと思います」とアピールした。

また樫山満役の間宮は、「とてもあったかい台本で、この作品に関われることを本当にうれしいと思いました。僕が演じる樫山は、かき乱していくというか、影響を与えていく役。現場でもおもしろいなぁと言いながら自分がやる役をこんなにも面白いと思えて、本当に不思議な気持ちになりました。僕の役は最後までは居ないんですが、台本の最後の1ページを読んだときに、青春の淡い余韻が自分の中に、ぼっと灯って、この物語が素敵な話で、関われて良かったなと思いました」と明かした。

菊田保夫役の泉澤は、「菊田は、みなさんにご飯を与えてあげている存在だという認識をして頂ければ(笑)。バンド練習も本当に楽しくて、違う曲もやりたいです」と笑顔を見せた。

岡倉洋子役の森川は、「菅田さんとは3回目の共演。今回は恋というか今までと違った距離感で菅田さんとお芝居ができて楽しかったです。70年代の舞台設定とか洋服とか、素敵な服なので、注目していただけたら」とアピールした。

原作のさだは、役者陣を前に、「次世代をしょって立つ人達が、このドラマにたくさん出て下さっているというのは本当にうれしい事だなとつくづく思います」と喜びのコメント。さだは、劇中歌も手掛けており、「実はめちゃめちゃ難しい注文で“70年安保前後に僕らが歌った可能性のある歌を書いてくれ”と……。4曲渡したうちの1曲は50年前にコンテストで落ちた歌で、今回もボツ(笑)。でも、菅田君は大変その歌を気に入ってくれていてレコードにしろってそそのかすものですから、ついにレコーディングしてしまいました!」と。ドラマについては、「僕も原作者でありながら、この物語の行方が分かりません。楽しみに毎週見せてもらおうと思っております」と期待を寄せた。

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