高橋克典&三吉彩花、13年ぶりの共演!「無理だろうと思っていたら出てくださると聞いて…」

公開: 更新: テレ朝POST

高橋克典が銀行の“雑用係”という異色のヒーローを演じる、ミステリーシリーズ『庶務行員・多加賀主水』。

9月24日(木)に放送する最新作の第5弾では、三吉彩花がメインゲストとして出演。高橋と13年ぶりの共演をはたす。

『庶務行員・多加賀主水』は、元銀行マンという異色の経歴をもつ作家・江上剛氏の人気シリーズが原作。曲がったことは許さない、忖度とは無縁。そんな熱い正義感ゆえに世界を放浪するハメとなり、ワケあって現在は“庶務行員”として勤務する男、多加賀主水(高橋)が、巨悪に対抗する姿を描くミステリーだ。

◆高橋克典、三吉彩花との13年ぶりの共演「ギャップがとても魅力的」

最新作で主人公・多加賀主水が救うのは、街の人々の健康を担う“病院”

なんと地域の中核病院に、銀行員をかたって入院患者をだます詐欺師が出没。その病院では20年も前の医療ミスが雑誌に報じられたほか、不審な出来事が相ついでおり、主水は“相棒”ともいえる事務課の行員・生野香織(夏菜)、そして看護師の有村塔子(三吉)とともに真相をさぐりはじめる。

高橋と三吉は、高橋主演の連続ドラマ『オトコの子育て』(朝日放送・テレビ朝日/2007年)以来、13年ぶりの共演。当時11歳で、高橋演じる主人公の娘の友人役を演じていた三吉は「当時はまだ小学生だったので、記憶があまりなくて…。一緒にお芝居させていただくのは今回がはじめてでしたが、どこか懐かしくて安心する感じがあって、本当にお父さんみたいな方だなと思いました」と再共演の喜びを語った。

高橋もまた「三吉さんはモデルさんとしての顔も持っていらっしゃいますが、お芝居したり、現場でコミュニケーションを取っているときの顔はとてもやわらかくて、そのギャップがとても魅力的。瑞々しいお芝居をしてくださってうれしかったです」と、女優として大きく成長を遂げた三吉の演技を絶賛していた。

◆高橋がナース・三吉のピンチを救い、“バディ”に!

本作では、主水&香織といういつものコンビに加え、三吉演じる看護師・塔子も捜査に参加。庶務行員・主水とナース・塔子がまるで異色の“バディ”のように連携し、真相究明に乗り出す。

三吉は「主水さんと協力してスパイみたいに捜査にも乗り出すので、本当に看護師なのかなと思う瞬間もありましたが、そこがおもしろかったです(笑)。見てくださった方の胸にグッとくるようなキャラクターになったんじゃないかなと思っています」と、塔子というキャラクターを思いきり演じたことを告白。

また塔子が階段から転落するシーンもあったが、「マットを敷いていただいたので痛くもかゆくもありませんでした(笑)」と度胸のよさを発揮し、“階段落ち”の撮影も一発OK。

そんな三吉に高橋は「(階段落ちは)痛がってもおかしくない状況なのに平気でやってのけていました。身体能力が優れているのと、あとは腹が据わっているんでしょうね!」と感心しきりだった。

本作では主水が華麗な立ち回りで悪党を退治する恒例の殺陣シーンが、“二刀流”にパワーアップ。

さらに物語の随所で、謎多き主人公・主水が過去に携わってきた多種多様な職業に“変身”するのもみどころのひとつだ。“活弁士”“パティシエ”“中華料理のシェフ”など多彩すぎる過去を垣間見せ、なんとアラビア語を駆使して交渉する場面も。

そんなみどころ満載の最新作の出来栄えについて、高橋は「三吉さんが加わってくださったことによって今回、2時間ドラマに新しい、さわやかな風が入ってきたと思います。もちろん“王道”も大切にしていますので、2時間ドラマファンのみなさまにも安心して楽しんでいただけるエンターテインメントに仕上がっていると思います」と自信を見せていた。

◆高橋克典 コメント(全文)

――第5弾の実現を聞いたときの心境は?

この番組は運がよくて、いつも奇跡的に続編ができるんです。だから5作目が実現すると聞いたときは驚きましたし、三吉彩花さんをキャスティングするというのでさらに驚きました。それは無理だろうと思っていたら出てくださると聞いて…そこでまたさらに驚きましたね(笑)。

――三吉彩花さんとは13年ぶりの共演となりましたが、印象は?

前回の共演はほんの一瞬、現場でお会いしたぐらいで直接、絡むシーンはなかったんです。だから今回が初共演みたいなものですね。スタイルもよくて美人でモデルさんとしての顔も持っていらっしゃいますが、お芝居したり、現場でコミュニケーションを取っているときの顔はとてもやわらかくて、そのギャップがとても魅力的。これからの活躍が楽しみな方です。

2時間ドラマはベテランの俳優さんが名を連ねることが多いですが、三吉さんのような若い女優さんが出てくださって、しかもちゃんと周囲を動かすようなお芝居をしてくださったので、それがドラマの鍵となっています。瑞々しいお芝居をしてくださってとてもうれしかったですね。

三吉さんは今回、“階段落ち”にも挑まれましたが、階段にマットが敷いてあるだけなので、痛がってもおかしくない状況なのに平気でやってのけていました。日々トレーニングをされているから身体能力が優れているのと、あとは腹が据わっているんでしょうね!

――本作では、主水が過去に体験した職業のコスチュームを身に着けて登場したり、アラビア語を駆使して交渉するシーンなどがありますが、演じるにあたって意識したことは?

前作では2時間ドラマファンのみなさんから愛されるようなキャラクターをより意識し、主水をちょっと“おじさん”っぽく演じたのですが、今回は主水の“過去”を重視したキャラクター作りを心がけました。

変装や潜入は『特命係長 只野仁』でやり尽くした感があったのですが、プロデューサーから“1周回って本家だからやろう!”と言われ、今回は“遊び”を加えました。2時間ドラマは安心感も大事なので、ストーリーのなかにやさしいジョークが盛り込まれるのもよいのではないかな、と…。とはいえ、アラビア語は難しかったですね。覚えようとしてもきっかけがないんですよ。いただいた音声テープを何百回繰り返して聴いたかわかりませんが、なかなか覚えられなかったですね(笑)。

――毎回、アクションシーンが大きなみどころとなっていますが、本作ではどんなアクションを?

僕自身、毎回殺陣シーンでアイデアを出しているのですが、そもそもクライマックスに突然出現する立ち回りシーンを視聴者のみなさんがすんなり受け入れてくださったことに驚いています(笑)。いわゆる“チャンバラ”の時代から、日本独特のエンターテインメントが存在したからなのでしょうか。現代劇に殺陣という組み合わせはあまりないので、この作品はおもしろい存在になってきたと思います。今回は二刀流で悪党を成敗していますので、お楽しみに!

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

三吉さんが加わってくださったことによって今回、2時間ドラマに新しいさわやかな風が入ってきたと思います。もちろん“王道”も大切にしていますので、2時間ドラマファンのみなさまにも安心して楽しんでいただけるエンターテインメントに仕上がっていると思います。

◆三吉彩花 コメント(全文)

――第5弾の実現を聞いたときの心境は?

前回、共演させていただいたときはまだ小学生だったので、現場でお会いしたことは覚えているのですが、そのときの記憶があまりなくて…。一緒にお芝居させていただくのは今回がはじめてでしたが、どこか懐かしくて安心する感じがあって、本当にお父さんみたいな方だなと思いました。

――有村塔子役を演じるにあたって大事にしたことは? “階段落ち”シーンもありましたが、体験していかがでしたか?

2020年に入って今までとは違う新しい役にさまざま挑戦させていただいているのですが、塔子もそのひとりです。脚本からくみ取った彼女の性格は、まっすぐで家族思いの女の子。主水さんと協力してスパイみたいに捜査にも乗り出すので、本当に看護師なのかなと思う瞬間もありましたが、そこがおもしろかったです(笑)。

塔子には秘めた思いもあり、演じるのはかなり難しかったですが、見てくださった方の胸にグッとくるようなキャラクターになったんじゃないかなと思っています。

“階段落ち”はまったく大変じゃなかったです。マットを敷いてくださったので痛くもかゆくもありませんでした(笑)。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

3年の間に第5作が実現するなど、この作品にはそれだけたくさんファンの方がいらっしゃり、そのようなシリーズに、愛のある、重要な役で出演できたことを光栄に思います。私の女優としてのお仕事のなかでも新しいジャンルだと思うので頑張りました。ぜひ楽しみに見ていただきたいです。

※番組情報:『庶務行員・多加賀主水5』
2020年9月24日(木)午後8:00~午後9:48、テレビ朝日系24局

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