新ドラマ『ケイジとケンジ』は「ほろ苦くも温かいお話」試写会&トークイベントをイラストでリポート

公開: 更新: テレ朝POST

本日1月16日(木)より放送が始まる、桐谷健太東出昌大がW主演を務める木曜ドラマケイジとケンジ 所轄と地検の24時

ドラマ放送スタート直前の1月14日(火)には、TOHOシネマズ六本木ヒルズに約100人の観客を招き、第1話の完成披露試写会とトークイベントが開催され、会場には本作でW主演を務める桐谷健太&東出昌大や共演陣の比嘉愛未磯村勇斗今田美桜柳葉敏郎風間杜夫が登場。さらに、脚本の福田靖氏も登壇し、ドラマさながらの息のあった掛け合いで爆笑トークを展開。

そんな完成披露試写会とトークイベントの様子を、イラストレーター・渡辺裕子さんがリポートしてくれました。

1月16日(木)夜9時から始まるドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』の完成披露試写会と、その後のトークイベントに行ってきました。楽しかったです。

元体育教師、やたらと声が大きく、走り出したら止まらない、36歳の新人刑事。この変わった経歴の持ち主、仲井戸豪太を演じるのが桐谷健太さん。念願の刑事になれた喜びで、配属された初日から張り切るのですが、その張り切り具合がもう……うっとうしい(褒め言葉)! すばらしいうっとうしさです! 桐谷健太さんの魅力炸裂

彼と一緒に仕事することになった、若いけれど先輩にあたる刑事、目黒(磯村勇斗)が、そのうっとうしさを表現するためにあることをするんですけど、これもドラマで見てください。磯村勇斗さん、うまい!

ぴしっと三つ揃いのスーツ、きっちりと撫で付けられた、乱れのない髪。東大法学部出の超エリート。でも、プライドの高さと裏腹に、なんだか言ってることはちっちゃいし、片思いの部下には告白もできないし、食事中の会話もなんだかズレてる。まじめにがんばればがんばるほどズレていくのがおかしい検事・真島修平を演じるのは東出昌大さん。ずっとポルトガルの話をしているんですけど、どうしてポルトガルなんでしょう。その謎はいつか語られるのか、それとも謎のままなのか。とにかく、彼の動きも話も何もかもおかしいです。東出さんの持つ「おかしみ」みたいなのがそのまま活きてる検事さん

第1話なので、まずは登場人物の紹介といった感じでしたが、刑事チームも検事チームもみんなほんわかして見えて、それぞれ「何か」を隠し持っていそうな匂いがします。特に仲井戸豪太の妹、みなみさん(比嘉愛未)。一人暮らしにしては広すぎる部屋、そしてそのあちこちに置いてあるあれこれが……これ、きっと後で何かありますよね。

刑事と検事が主人公なので、当然物語に犯罪が絡んでいますが、「悪人を捕まえるぞ!」「有罪にするぞ!」といった断罪ではなくて、ちょっとほろ苦くも温かいお話になっていて、ホッとしました。悪い人がたくさん出てくるようなハードな刑事ドラマが苦手な人でも大丈夫だと思います。すごく「人」を大事にしてるお話だなあって思いました。

正反対の性格すぎる刑事・仲井戸と、検事・真島が、これから本当にバディとしてやっていけるのか。そして、真島の、みなみさんへの恋は叶うのか。第1話を見た限りでは、どちらも全然無理そうに見えるんですけど、どうなっていくんでしょう。ともあれ、毎週木曜の楽しみができました。舞台となった横浜の風景も、美しいですよ。そして、みんなが集まる店「OKAZU-YA」のご飯がおいしそう……!

<取材・文・イラスト/渡辺裕子 編集/テレ朝POST>

※番組情報:木曜ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
2020年1月16日(木)午後9:00~午後10:09、テレビ朝日系24局(※初回15分拡大)

※渡辺裕子さんのTwitterアカウントは、こちら!

PICK UP