寺島進「本当に名作に仕上がった」 令和の時代に、昭和の匂い。『ドクター彦次郎』最新作

公開: 更新: テレ朝POST

寺島進演じる、型破りな医師・大藪彦次郎(おおやぶ・ひこじろう)。

人間の持つ自然治癒力を大切にし、診察だけでなく、悩み事相談や夫婦ゲンカの仲裁まで患者の問題に真剣に向き合い、街の人々から“彦ちゃん”とよばれ親しまれている男だ。

©テレビ朝日

そんな大藪彦次郎が京都を舞台に活躍する人気シリーズ『ドクター彦次郎』の最新作が7月4日(木)に放送される。それに先駆け、主演・寺島進が『ドクター彦次郎』シリーズについて語った。

◆「誰もやったことがない破天荒なドクターを」

大藪彦次郎は、タコ焼き屋台の店主から転身した異色の人情派ドクター。強面なうえにガラッパチな言動が災いし、初対面の人物にはまず医師だと信じてもらえないものの、医者としての腕は超一流だ。

寺島は彦次郎について、シリーズ開始前にオファーを受けたときの気持ちから振り返り次のように語る。

どうせやるなら、誰もやったことがない破天荒なドクターを演じてみたいなと思いました。彦治郎は、人情味があって単細胞でわかりやすいキャラクター。だからこそ、難しく考えることなく、視聴者のみなさんにも受け入れていただいているんじゃないかな」

さらに、「このシリーズには親子愛や家族愛、義理人情が詰まっていて、下町っぽい雰囲気があるんですよね」とシリーズの魅力を語る寺島。舞台である京都での撮影の雰囲気については、以下のように続ける。

「レギュラーキャストのみなさんは、芸達者で素晴らしい方々ばかり。吉田啓一郎監督も、ちょっと口は悪いんだけど(笑)、昔ながらの人情味のある方なんです! 演出も素晴らしいし、京都をよく知っているからこそ素敵なロケ先を探して下さるので、ドラマの背景も美しいんですよ。

そして、東映京都撮影所のスタッフも、阿吽の呼吸でチームワークがいいんです。彦次郎の乗る“救急自転車”もみんなが一丸となって装飾してくれました(笑)。本当にありがたいです」

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そして寺島は、7月4日(木)放送のシリーズ第4弾について、みどころを解説。

「時代は令和になりましたが、昭和の匂いがする彦次郎の診療所と、現代的なスーパードクター軍団。その対比がうまく描かれてエッジが効いた作品になっています。もしかしたら梅雨が明けちゃうかもしれないぐらい、スカッとして元気が出るドラマだと思います。

自分で言うのもなんだけど、本当に名作に仕上がったと思っているので、ひとりでも多くの方に見ていただきたいですね!

いったい、どんな“名作”に仕上がっているのか、放送が待ちきれない。

◆あらすじ

大藪彦次郎(寺島進)は、京都・東山の一角にある小さな医院の医師。屋台のタコ焼き店主から転身した変わりダネで、院長を務める義姉・内倉享子(戸田恵子)の下、急患の知らせがあれば、お手製の“救急自転車”に乗って駆けつける破天荒キャラだ。だが、医者としての腕は確かで、街の人々からは“彦ちゃん”と呼ばれて親しまれている。

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ある日、なじみの女将・小川志乃(黒谷友香)が営む老舗旅館から、宿泊客の男性が倒れたという知らせを受けた彦次郎。いつものとおり自転車で急行したところ、宿泊客の宮脇圭介(大西武志)がアナフィラキシーショックを起こして苦しんでいた。

ところが、すでにそこには別の医師が駆けつけており、宮脇が食物アレルギーを装って慰謝料をかすめ取ろうとしたことを見破っていた。

冷静に騒動を収めた医師の顔を見て、彦次郎は驚く…! なんと、医大時代の同級生・高梨英一郎(山口祥行)だったのだ。旅館の仲居・千葉貴子(田村友里)によると、高梨は全国から患者が押し寄せてくる脳外科のスーパードクターであり、なんと騒ぎの直前、志乃にプロポーズしていたらしい。以前から志乃に気があった彦次郎は、気が気ではない。

ところが翌朝、宮脇が河川敷で絞殺死体となって発見される。京都府警刑事の後白河孝麿(宇梶剛士)らが捜査したところ、宮脇は元医療ジャーナリストで、このところ“向谷記念病院”について何やら探っていたことがわかる。向谷記念病院は彦次郎と高梨の恩師・向谷教授の娘・美月(大塚千弘)が院長を務めており、高梨をはじめとするスーパードクターたちが多数在籍。長年、”行きたい病院ランキング”の1位に君臨していた。

その後、なんと彦次郎の屋台時代からの知人で、飴細工職人の三島茂夫(高橋長英)が自首する。茂夫は、神社の境内で屋台を開いていたところ、宮脇に因縁をつけられたのがきっかけだと供述するが、茂夫の無実を信じる彦次郎は独自の捜査に乗り出す。ところが、第二の事件も起きてしまい…!?

※番組情報:『木曜ミステリースペシャル ドクター彦次郎
2019年7月4日(木)夜8:00~夜9:48、テレビ朝日系24局

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