風吹ジュン、涙流し代役への想い語る。「八千草さんに楽しんでいただけるよう」

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2019年4月8日(月)からスタートする「テレビ朝日開局60周年」を記念した倉本聰氏作の帯ドラマ劇場『やすらぎの刻(とき)~道』

同作の記者会見が3月13日(水)に都内で行われ、脚本家の倉本聰と主な出演者22名が登壇。ヒロイン・しの役を病気治療のため降板した八千草薫について、風吹ジュン清野菜名が想いを語った。

今作は、2017年4月~9月に放送された『やすらぎの郷』の“その後”と、『やすらぎの郷』の主人公・菊村栄(石坂浩二)が描いたストーリー『道』、2つの世界が絶妙に絡み合う物語で、1年に渡って放送される。

©テレビ朝日/テレ朝POST

倉本聰は作品について、「続編があるとは思っていなかったから、(作中で)人をどんどん殺しちゃいましたよ。なので困ってしまって(笑)」と話し笑いを誘う場面もあったが、しの役を降板した八千草については、「今年の1月に八千草さんから電話がありまして、実は昨年膵臓がんの手術をしたんだけども、肝臓に転移しちゃったと。大変申し訳ないけれど、とても出演は無理だということでした」と経緯を説明。

また、八千草は予定していた『道』パートでの出演はなくなったが、「急遽『郷』のほうに場面を加えて、5シーンだけ出てもらって撮りました」と別パートで出演することも明かした。

加えて「今朝も電話がかかってきまして、『これだったらもう少しできたんじゃないか』と本人も言うほど状態も良くなっているみたいなので、『郷』のほうには最後までご出演いただきます。なので今はそっとしておいてあげてください」と気遣った。

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八千草に代わりヒロイン・しの役に抜擢された風吹ジュンは、それを聞き静かに涙を流す場面も。

そして、「突然のお話で驚きました。今年は70歳代を年頭に山を登る計画を立てていたのですが、大役をいただいたのでまずはその大きな山を登らなければいけない、という心境です。せめて八千草さんには楽しんいただけるようなしのを演じられればと思います。あと倉本先生をイライラさせないように頑張りたいと思います(笑)」とコメント。

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また、思春期~青年期のしのを演じる清野菜名は、「八千草さんから『一緒に頑張ろうね』とおっしゃっていただいたきました。その言葉を胸に風吹さんとともに頑張りたいと思います」と決意を語った。

※番組情報:帯ドラマ劇場 テレビ朝日開局60周年記念作品『やすらぎの刻~道
2019年4月8日(月)スタート!毎週月曜~金曜ひる12:30~12:50、テレビ朝日系24局

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