今夜『くりぃむナンタラ』がスタート!くりぃむしちゅーの超爆笑会見をレポート

公開: 更新: テレ朝POST

本日10月17日(日)、くりぃむしちゅーの純度100%バラエティくりぃむナンタラがついに1時間スペシャルでスタート!

そこで15日、くりぃむしちゅーの2人が制作発表記者会見に登壇。番組への思いやみどころについて爆笑トークを繰り広げた。

2004年の『くりぃむナントカ』からはじまり、長きに渡って熱狂的なファンを増やしてきた「くりぃむシリーズ」が『くりぃむナンタラ』として13年ぶりにプライム帯での全国放送をスタート。

ということで、司会のテレビ朝日・野村真希アナウンサーから「長い『くりぃむシリーズ』の歴史の中で一番思い出深いことは何ですか?」との質問が。

これに上田晋也は、「『にゅーくりぃむ』の初回にあのちゃんに遠隔操作されて野村アナのインタビューを受けたんですが、そのときの僕のあまりに適当な返しに野村さんが号泣してしまったことです(笑)」と即答!

一方、有田哲平は「『くりぃむナントカ』ははじめての冠番組だったので、うれしくて番組のタイトル決めから参加したことを覚えています。放送前に試写室にプレビューを見に行ったり…もうあの頃の自分には戻れません…」と遠い目でポツリ。

すると、すかさず上田が「取り戻せよ! あの頃の気持ちを!」とツッコむなど、開始早々会場が笑いに包まれる。

◆有田哲平「何とかミニスカートをはいて…」

『くりぃむナンタラ』では上田が体を張り、有田が進行を担当するというほかの番組では見ることのできない2人の姿が楽しめるのも魅力のひとつ。

「ベテランになった今でもミニスカートをはくことについて実際はどう思っていますか?」と聞かれた上田は、「ほかにもいろいろな番組に出ているのに、『ミニスカート陸上』を見て子どもたちがはじめて『おもしろい』って尊敬してくれたんです。だからどっちかというとノリノリでやっています(笑)」と意外にも前向きな気持ちでスカートをはいていることが明らかに。

そんな上田の姿を間近で見ている有田は、「今はこういうインテリジェンスな感じですけど、もともと上田ってミニスカどころか困ったらすぐに脱いじゃうという芸風だったんです。だから『ミニスカート陸上』はむしろ原点回帰だと思います」と大暴露。

すると上田も、「そうなんです。若手のときの芸風なんて江頭2:50さんの一歩手前で『上田2:49』と言われてたくらいなので、ミニスカートになんの違和感もないです(笑)」と冗談まじりに話し、会場を沸かせた。

また、有田は今後の目標として、「僕も上田のように尊敬される父親になりたいので、子どもが物心つくまでに何とかしてミニスカートをはこうと思っています!」と密かな野望を語る。

上田は「ついこの間まで裏番組に出演していたので、『節操がない男』として定着してきました(笑)。それならいっそのこと裏番組を超える17年間、番組を続けたい」と新番組にかける思いを語った。

◆“ケーキ入刀”で上田晋也「幸せになりまーす」

会見の途中にはくりぃむしちゅーの2人にサプライズを決行!

2001年に海砂利水魚からくりぃむしちゅーに改名して20年、さらに2021年12月にはコンビ結成30年の2人を祝して大きなケーキが登場した。

さらに、30年以上ともに過ごした2人は長年連れ添った夫婦のような関係ということで、まさかのケーキ入刀を行うことに!

ケーキにナイフを差し入れたところで写真撮影タイムとなったのだが、しばらくその体勢をキープしなければならず2人は、「早く~! 地獄の時間だよ!」と苦笑い。

ヤケクソ状態の上田が「幸せになりまーす!」と叫び、さらに多くのフラッシュを浴びることになった。

上田の「幸せになる」宣言を受け記者陣からは「お互いのすきなところと嫌いなところは?」など、まるで結婚会見のような質問も飛び出すなど、終始笑いの絶えないひとときに。

2人が繰り広げた爆笑トークの数々は、以下の通り。

◆上田晋也 コメント(全文)

『くりぃむナントカ』というタイトルではじまった番組を、いろいろとタイトルを変えながら17年近くにわたってやってきました。

今回こうして日曜日の少し早い時間にやらせていただくことになったわけですが、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、わたくし16年半、日曜のよる10時は他局で番組をやっておりました(笑)。終わって2週間あまりで別の番組に出るという、節操のない男として定着しております! 節操がないならないで、こちらでフルスイングさせていただこうと思います。

――2004年にはじまった『くりぃむナントカ』から長きに渡って放送されてきた「くりぃむシリーズ」ですが、一番思い出深い出来事はなんですか?

いろいろな思い出がありますが、強いて言うならば…この『くりぃむナンタラ』の前に深夜で1年ほどやっていた『にゅーくりぃむ』という番組の第1回目にやった企画ですね。

僕があのちゃんに操られた状態でインタビューを受けて、自分の意見ではなくあのちゃんの意見で返す、というものなんですが、そのときのインタビュアーが今日の司会の野村真季アナだったんです。

野村さんは僕にインタビューするということで、朝からすごく気合いを入れて、ご飯も食べずに臨んでくれたほどだったのに、僕は操られていた状態なのでふざけた返しばかりしていたら、野村さんが号泣してしまって…!(笑)。

収録後に平謝りして、これは公にはしていないのですが1か月後にはお食事にまでご招待して、ということまでしたんですけど、あれ、僕のせいじゃないですからね!(笑)。一回目の収録からとんでもないことになったのは一番の思い出かもしれませんね。

それにしても今日、野村さんはどんな気持ちでこの記者発表の司会をしているんだろう、と思います。きっと僕への当てつけで来てくれたのかな(笑)。

――10月で海砂利水魚からくりぃむしちゅーに改名して20年。今振り返ってみて改名したことについてどう思いますか?

海砂利水魚で10年、くりぃむしちゅーで20年。海砂利水魚の10年は「失われた10年」、とも言われているのですが(笑)、もう20年も経ったのかと思うと早いですね。

そもそもはウッチャンナンチャンの『ウンナンの気分は上々。』という番組で対決をしていて、先にバカルディが「さまぁ~ず」に改名したんですけど、その由来もロケバスの中の会話で内村(光良)さんに「有田、お前好きなものは何?」って聞かれた有田がとびっきりの笑顔で「クリームシチューです!」って答えたからなんです。

だから僕の意見、ゼロなんですよ(笑)。もしも僕がクリームシチューが嫌いだったら文句もつけたかもしれないんですけど、僕もそこそこ好きなので、文句も言えず…(笑)。

でもその後すぐに『黄金伝説。』で「クリームシチューを500杯食べる」という企画では、有田が全然クリームシチューの具を食べてくれなくて…。そんなことがありながら、よく僕は20年間耐えてきたな、って思うので、その忍耐力に国民栄誉賞とかくれないかな、って思いますね!

海砂利水魚は10年やっていましたが、なかなか名前を覚えてもらえなかったんですよ。そういう意味ではくりぃむしちゅーはお子さんなどにも覚えてもらえるので、よかったかもしれないですね。

――「くりぃむシリーズ」では、ベテランになった今でもミニスカートをはいたり、体当たり企画に挑んでいる上田さんですが、じつは抵抗があるのか、むしろノリノリなのか…心境をお聞かせください。

うちの娘と息子が、僕がやっている番組の中で一番褒めてくれるのが「ミニスカート陸上」なんですよ(笑)。お父さんがミニスカートをはいて、パンツが見えないように努力をしている姿をいつもゲラゲラ笑いながら見てくれています。

あれを見て僕をリスペクトしてくれているようなので、子どもも喜んでくれているということで、僕も毎回ノリノリでやっています(笑)!

ただ、母親は「そろそろあーゆーのは卒業したら?」と言ってきますね…。

――今後の目標をお聞かせください。

日曜のよる10時という時間で、少なくとも17年は続けたいです! なぜなら日テレの『おしゃれイズム』は16年半やったから!(笑)。

――コンビを組んで幸せだったなと思うことを教えてください。

よく結婚してない人に「結婚して幸せだと思うことはなんですか?」って聞かれることがあるんです。「幸せだな」って思うことももちろんあるんだけど、「不幸せだな」と思うことがない、むしろそういうことのほうが大事なんじゃないかと思うんです。

そういう意味では有田と組んで不幸せだと思ったことがない、それが幸せなことなのかなと思います。…まじめに語ってしまったのでカットしてもらっていいですか!?

――相方の好きなところ、嫌いなところを教えてください。

嫌いなところはいくらでも出てきますね…(笑)。ちょっとよく知らないな、というゲストの方がいらっしゃったときでも、ちょっと知っているようなテイでトークを振ったりしているんです。

でも有田はもう30年以上の付き合いなので、そういうときでも「あ、上田はこの人のことよく知らないな」って察知して、「上田さんは○○さんのどういうところが好きなの?」とかわざと聞いてきたりするんですよ! よく知らないのに! そういうところは嫌いです!(笑)。

好きなところは、誕生日にちょっと素敵なものをくれるところです(笑)。

◆有田哲平 コメント(全文)

非常にふざけたバカバカしい番組が、日曜日の夜にはじまります。こんなにたくさんの記者さんに来ていただくような番組なのかわかりませんけど、一生懸命やっていきたいと思います。

――2004年にはじまった『くりぃむナントカ』から長きに渡って放送されてきた「くりぃむシリーズ」ですが、一番思い出深い出来事はなんですか?

思い返せば、『くりぃむナントカ』は僕たち2人が「くりぃむしちゅー」に改名してから、はじめて冠がついたレギュラー番組なんです。だから今考えれば…ですけど、すごくうれしくて。テレ朝にすごく通って、タイトル決めから自分たちでやりましたね。

いろんなアイデアがあったんですけど、「どうせ、くぃむしちゅーがはじめたナントカって番組だよなって感じで言われるから、もう『くりぃむナントカ』にしたい」と話して、タイトルを決めました。

あと、1回目のオンエアかなぁ…完成した番組をわざわざ試写室でスタッフの人たちと見て、はじめて「あ、自分たちの冠番組はこうなるんだ」と感じたことを覚えています。

自分も今ではすっかり芸能界でスレてしまいまして、ありがたいことに新番組がはじまっても、もはや「え? どこの局だったっけ?」という感じになるなか、あの頃はみんなで集まって見て、あーだこーだ反省会をして、純粋だったなって思います。もう、あの頃の自分には戻れません…(笑)。

――10月で海砂利水魚からくりぃむしちゅーに改名して20年。今振り返ってみて改名したことについてどう思いますか?

(『いきなり!黄金伝説。』で、1週間でクリームシチュー500杯を食べさせられるも、自分が嫌いな具を上田に全部食べさせたことは覚えているのか聞かれ…) 今はちょっとずつ克服してるんですけど、当時は好き嫌いが多くて、マッシュルームが食べられなかったし…。

言わせてもらうと、今ではもうクリームシチューはそんなに好きじゃなくて、うどんとギョウザが好きなんです。上田が「自分は耐えてた」と言いましたけど、僕も10年くらい耐えてます(笑)。

じつは海砂利水魚時代より、もうくりぃむしちゅー時代のほうが長いんですよね。よく考えたら、僕は熊本出身なんですけど、熊本には20年くらい住んでいて、もう東京にいる時間の方が長いんですよね。だから、もう故郷も海砂利水魚という名前も捨ててしまいました…これからも頑張ります(笑)。

――改名してよかったことは?

僕がクリームシチューが好きなので「くりぃむしちゅー」というコンビ名になったことは、改名当時ちょっとだけ知られていたので、ご飯を食べに行くと、クリームシチューを出していただいたことが何回かありました。

仮に僕がビーフシチューを頼んだら「あれ? くりぃむしちゅーなのに…ですか?」と言われたり、クリームシチューを頼んだら「あはは、やっぱりね」と言われるんですよ。なので、どんどん頼む回数も減っていって、そんなに好きじゃなくなってきてるっていうのはあります。よかったことじゃないですね、この話(笑)。

――「くりぃむシリーズ」では、進行を務めることの多い有田さんですが、ミニスカートをはいたり、体当たり企画に挑む上田さんを見て「オレもやりたい!」など、嫉妬してしまうことはありますか?

嫉妬するということはないんですが…今や上田はインテリジェンスで品行方正みたいなイメージがありますが、そもそも僕が出会った高校の頃からミニスカートどころか、困ったらすぐ脱いじゃう芸風だったんです。

学校でもみんなの前でケツを出すとか、お笑いコンビを組んだ頃も「ネタでスベったら、最悪脱ぎゃいいだろ」って裏で言うヤツだったので、むしろ「ミニスカート陸上」は原点回帰ですかね。本当はもうちょっと脱いでもいいと思います。

――今後の目標をお聞かせください。

僕は去年、子どもが産まれたばかりで、上田のように「『ミニスカート陸上』を見てリスペクトしてくれる」というような話がまだないんですよ。だから、子どもに物心がつく頃までには僕もこの番組で、なんらかの形でミニスカートをはきたいなと思います。そしたらリスペクトしてもらえるかな、と。

――コンビを組んで幸せだったなと思うことを教えてください。

僕は結婚式を挙げてなくて、ケーキ入刀の経験がないんです。いつかやりたいなと思っていたのですが、今日こんな形で相方と一緒にケーキ入刀をできて、夢がかないました。

――相方の好きなところ、嫌いなところを教えてください。

僕はもう上田に恩しか受けてないんで。もともとはお尻を出してお金を稼ごうとしてたにもかかわらず、どんなときもリーダーシップをとって進行やツッコミを担当してくれて、僕は自由にのびのびやらせてもらってますので、感謝しかないです。本当にいつもありがとうございます。

これは有名な話だと思うんですが…僕もひとりでニュース形式の番組とか、お笑い番組を結構やっているんですが、じつはどれも上田が「何か有田に自由にやらせられる番組はないのか?」と言って、自分の名前を使って番組の枠を取ってくれて、僕に与えてくれるんです。

テレビ局はだまされたと思って、1か月くらいで終わらせようとするんですけど、そのたびに上田がテレビ局に現れて「有田のためにやらせてやってくれ」と言って…。だから、僕の仕事は全部、上田が取ってくれてるんです。

上田に対しては尊敬と恩しか感じてなくて、嫌いなところはゼロなんですが、あえて挙げるとしたら、僕がひとりの仕事もギャラは9割持っていくところです(笑)。『くりぃむナンタラ』は1:9です。(この発言に上田は、「結局そういうオチか(笑)。フェイクニュースで~す」)

※番組情報:『くりぃむナンタラ』 初回1時間SP
2021年10月17日(日)よる9:55~よる10:55、テレビ朝日系24局

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