世界一周した“傷だらけの船”、日本の海を巡る冒険へ「世界に羽ばたくセーラーが生まれてくれれば」

公開: 更新: テレ朝POST

世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

7月9日(金)の放送では、神奈川県横須賀市の浦賀港を特集した。

開港の町・浦賀に、黒船ならぬ一艇の船が入港した。

プロセーラー・白石康次郎さんとともに、世界一周単独ヨットレース「ヴァンデ・グローブ」を完走した“グローバルワン号”だ。

ゴール地のフランスから運ばれたグローバルワン号は、白石さんの指揮の元、数週間かけて組み立てられた。

船を安定させる“バラストキール”や、30メートル近くある“マスト”の取り付けなど、日本では未知の作業ばかり。

フランスから来日した技術者が作業にあたったが、「いずれは日本人だけで組み立てられるよう、エンジニアを育てるのもチームの方針」と白石さんは話す。

そんな彼にとって忘れがたいのが、こちらの“メインセール”。

レースのスタート直後に破損し、1週間かけて自ら直したものだ。

セールの継ぎ目をなぞりながら、「まだ持ちそうだもんね。世界一周して」と話す白石さん。

組み立て作業が終わると、「グローバルワン号」はいよいよ進水。世界の荒波を乗り越えた船は、これから白石さんと日本の海を巡る。

多くの人に体験していただいて、世界に羽ばたくセーラーが生まれてくれればいいと思います」(白石さん)

なお、次回7月23日(金)放送の『港時間』では、神奈川県三浦市の小網代を特集。NPO法人を立ち上げ、地元の子どもたちに海の素晴らしさを伝えている男性を紹介する。

※『港時間』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)
※番組情報:『港時間
毎週金曜 深夜0:15~0:20、テレビ朝日系列(※一部地域を除く)
(ABCでは毎週金曜 よる11:10~、メ~テレでは毎週日曜 午後4:25~に放送)

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