犬飼貴丈“モブ”、BL世界で貞操を守る姿に「ニヤニヤしちゃう」

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Twitterやpixivで話題の不条理BLギャグ漫画を実写化したドラマ『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』(テレビ朝日)の特別編が、5月29日に放送。犬飼貴丈を始めとした旬の若手キャストが異色のBL作品に挑戦した。

WEB漫画総選挙2019で第4位を獲得した紺吉による人気の同名漫画を実写ドラマ化した本作は、BL漫画の世界の住人であるモブキャラクター(漫画やアニメ・ゲームなどに登場する個々の名前が明かされない群衆、以下 モブ)が、周囲で巻き起こるBL的な展開に恐れおののきながら、BLに抗っていくというストーリーが展開。『ポルノグラファー』の三木康一郎監督が、BLの世界に飲み込まれそうになるモブの姿をユーモラスに描き出す。

イケメンがバラの花だとしたら、自分は一家全員が雑草だからと安心していた大学生のモブ(犬飼)だったが、高校生の弟・綾人(ゆうたろう)の思いがけない告白で、その考えを改めさせられる。綾人から「ずっと親友だと思ってた奴にコクられた」と打ち明けられたモブは、BL界隈には“普通属性”があることを知り、モブであってもメインに据えられる可能性があると怯える。モブは、自分と弟の貞操を守るために、BLの世界には屈しないことを決意。知略を巡らせてBL的な展開を避けていく。

まずモブは、「戦いに勝つには地道な学びあるのみ」と大量のBL漫画を購入。恋愛に発展しがちなシチュエーションやフラグの立ちやすい状況などを勉強していく。BLの世界では、不良と肩がぶつかってもケンカにはならない。モブは、道で不良の黒田(宇野結也)とぶつかってしまった青年の優希(宇佐卓真)が、黒田を惚れさせるところを見てしまう。

また、BL世界では、恋愛初期に相手の見え方が5割増しになるという法則も。モブは、大学構内でイケメンの斗真(小林亮太)と亮太(矢部昌暉)がお互いの首の細さやまつげの長さに見とれてしまう瞬間に立ち会い、「このように、恋している相手にはやたらと“細い”やら“キレイだ”という感想を持ってしまうのだ」と説明する。

さらに、BL世界の飲み会は誘われても絶対に断らないことが大事。断ってしまうと、メインになりやすい一匹狼キャラがついてしまうためだ。モブは、この日も友人の咲田(栗山航)に誘われて飲み会に参加。しかし、一匹狼だったはずの加地(北村諒)も参加しており、酔いつぶれてしまう。モブは、自分をBLから守るための“いけにえ”として、咲田に「送ってあげれば?」と声をかけるのだった。

そんなBLにまつわる“あるある”がふんだんに盛り込まれた本作に、BLファンも大盛りあがり。インターネット上では「めっちゃ笑った」「テンポ良くて面白い」「ニヤニヤしちゃう」などのコメントが寄せられた。

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