麻生久美子“巴”が乗り移った井浦新“おじさん”の風貌と挙動のギャップに反響「すでに愛おしい 」

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松坂桃李が主演を務めるドラマ『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系、毎週金曜23:15~)の第2話が、5月7日に放送。インターネット上では、麻生久美子と見事にリンクした井浦新の演技力に驚く視聴者が多くいた(以下、ネタバレが含まれます)。

壊滅的にポンコツなスーパーの従業員・桃地のぞむ(松坂)はある日、大好きな漫画の作者・唯月巴(麻生)と出会いお近づきになり、友だち以上恋人未満な関係になるも、巴は不慮の事故で帰らぬ人に。病院で悲しみに暮れる桃地の前に現れたのは、巴の魂だけが乗り移ってしまった見知らぬおじさん(井浦)だった。

巴が死んだことを受け入れられない桃地。そんな彼の背後で「桃地〜!」と泣きじゃくるおじさん。桃地は、「こっちだってこんな姿になって困っているんだからね!」と声を荒げるおじさんに困惑し、最終的には「私も東京に連れて行って〜!」とすがりつかれてしまった。

退院後、おじさんは家までついてきた。パニックに陥る桃地を見て「どうしたらいいか分からないのは、桃地よりも私なのに」と上目遣い。桃地は、“あ……。そんな上目遣いしないでください”とドキッとしてしまう。そして、ずっと泣いている彼を見ながら“もしこのおじさんが蟹釜先生なら、あのきれいな先生がこんな姿になる前に、キスしておけば良かった……かも”と考える。

結局、おじさんを巴の家に上げてしまったが、まだ“泥棒”かもしれないという可能性は残っている。頭を抱えていると、そこに「週刊少年マキシマム」の副編集長・高見沢春斗(三浦翔平)がやって来て、お通夜と葬式のお知らせを渡された。おじさんは、本当に自分(巴)が死んだのかを確かめたいという。

高見沢春斗(三浦翔平)、桃地のぞむ(松坂桃李)
高見沢春斗(三浦翔平)、桃地のぞむ(松坂桃李)

当日、おじさんは、葬式場で巴の母・妙(岸本加世子)を見つけるなり「ママー! 私よ!」と駆け寄っていく。桃地は、目の前の遺体と、取り押さえられながらも「ママ」を連呼しながら大暴れするおじさんの板挟みにあいパニックに。

田中=オジ巴(井浦新)
田中=オジ巴(井浦新)

おじさんは、自分が生きていることを示すため「SEIKAの空」の続きを描くと宣言。一方、桃地は、そもそもおじさんの正体が誰なのかを調べてみると、スーパーに出入りしていた“清掃員の田中”だったことを知る。

後日、2人は改めて唯月家へ。妙は葬式場で暴れた田中に気づいていない様子だったが、話の流れから田中が「私は巴!」と正体を明かすと、妙から「何を言い出すの!?」と叱られ、唯月家を追い出されてしまった。

帰り道、桜並木のなか、田中の体を借りて完成させたという「SEIKAの空」を読む桃地。彼が涙を流しながら感動していると「桃地のようなファンがいてくれるから、こんな姿になっても生きている意味があるのかな」とこぼす。

桃地のぞむ(松坂桃李)、田中=オジ巴(井浦新)
桃地のぞむ(松坂桃李)、田中=オジ巴(井浦新)

桃地は「なんでこんな目に遭わないとならないんだろう」と号泣する田中に巴をだぶらせるだけでなく、頭をそっと撫で「先生が先生であること信じます」と語りかけた。2人は抱きしめ合い、そして見つめあって……。

ネット上では、見た目とのギャップを効かせた、井浦のコミカルな芝居に対するコメントが寄せられる一方で、そのストーリーにも「笑わされたと思った瞬間泣かされた」「井浦新さんがもうすでに愛おしい」「桜のシーンが好き」といった感動の声が集まっていた。

次回は5月14日に放送。「週刊少年マキシマム」の上層部によって、蟹釜ジョー急逝の発表がされる。

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