桂文枝、50年間コケ続けた『新婚さんいらっしゃい!』のイスは仲間「コケることが一つのツッコみの言葉」

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若林正恭オードリー)と弘中綾香アナウンサーが司会を務める『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)が、3月22日に放送。この日は、番組史上初、人ではない激レアさん“『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ)で、桂文枝師匠と一緒に50年間転がり続けているイス”が登場。インターネット上では、「激レアさんのゲストがついに人間じゃなくなったwww」「イスにラベリングは出荷作業よww」などのコメントが寄せられ盛り上がった。

同番組は、あまりにも珍しい“激レア”な体験を実際にした「激レアさん」をスタジオに集め、その体験談を紐解いていくトークバラエティ。この日はゲストの客員研究員として、中丸雄一KAT-TUN)と滝沢カレンが出演した。

若林は大阪のABCテレビから取り寄せたイスの登場に「4年目にして凡ミスですか? 迷走してきたね」と失笑。滝沢もイスの印象を尋ねられると、「白が過ぎるかなと思って、パッと見た時便座っぽい。いい意味で」と回答しスタジオは笑いに包まれる。

今回は、『新婚さん』でイスのメンテナンスを25年間行ってきたABCテレビ・美術部のサッサさんと中継をつなぎ、イスの激レアポイントと歴史を辿ることに。番組では50年にわたり同じ4脚を使用。特に文枝専用イスの裏は消耗が激しく、全盛期では1日10~20回コケていたという。しかし、2020年からはコロナの影響で、MCを務める山瀬まみと文枝の間にアクリル板を立ててて収録が行われているため、転んでも山瀬が起こしに行けないという理由から、「以前よりもコケる回数を控えてらっしゃる気がしますね」とサッサさんは説明した。

実はイスには、2度にわたり消滅の危機があったそう。1度目は、サッサさんが美術担当になった1996年で、セットとイスが合っておらず、とにかく「ダサい」という理由からリストラ対象に。それを聞いた若林は「だから中のスタッフ変わるのは怖い。自分の色にしたいから。クビにしたいと思う、それまでのレギュラー」と含みのあるコメントをしたが、この時は文枝がコケる条件に見合うイスがなかったため続行が決まった。

2度目は、海外収録の際に、空港の税関で止められ、中にドラッグが入っていると疑われた時だった。けれど、この時も難を逃れた上、海外収録では、文枝が前説のような形で、「実は僕のイスは日本から運んできているんですよ」と観客に伝え、各地では拍手喝采。その姿を見て、サッサさんとイスの絆が深まったと話す。加えて、コロナ禍で収録が止まり、放送ストックが足りなくなった際は、「イスコケ50連発スペシャル」と題し、過去のイスコケ映像で番組を製作。関西の平均世帯視聴率が10.5%という記録を残した。

スタジオでは、中丸がイスコケに挑戦。むちゃくちゃ怖かったという中丸は、「イスとの信頼関係がないと無理ですね」とコメント。また、文枝からも、イスへの思いを語るVTRが到着。たくさんの新婚さんの話を共に聞いてきた「仲間」と明かし、相手が素人なので強い言葉でツッコめないときはリアクションとしてコケる。「コケることが一つのツッコみの言葉だと私は考えています」とコメントした。また、コケる時は夢中だが、「2日後にちょっと痛かったりすることはある。そういうときにはどこに保障を求めたらいいんですか?」と笑いを誘った。

ネット上では、「激レアさんのゲストがついに人間じゃなくなったwww」「『新婚さんいらっしゃい』で桂文枝師匠と一緒にこけているイス、50年間同じものなんだ、すごいなー」「椅子コケ50連発SP。視聴率10.5%はすごい」「イスとの信頼関係がない中丸雄一(笑)」「長年愛されたコケまみれのイス」「イスにラベリングは出荷作業よww」などのコメントが寄せられた。

次回3月29日の放送は、“高校卒業以来、1度も会っていなかった友達3人組で3年ぶりに再会したら、偶然にも全員ゴリゴリのマッチョになっていた人たち”と“フリーダイビングの初心者でダイビング器具も途中でとれちゃったけど、ポテンシャルだけでメチャメチャ潜って世界大会優勝した主婦”が登場する。

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