大島優子演じる三和の過去と“秘書軍団”入りの動機に視聴者も「本当に良かった」と安堵『七人の秘書』第5話

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要人に仕える秘書たちの活躍を描く木村文乃主演のドラマ『七人の秘書』の第5話が、11月19日に放送。大島優子演じる東京都知事秘書・風間三和の過去と、秘書軍団に加わることになったきっかけが描かれ、インターネット上では大島の熱演に大きな反響が寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズや『ハケンの品格』などを手掛けた中園ミホが脚本を担当。望月千代(木村)、照井七菜(広瀬アリス)、長谷不二子(菜々緒)、パク・サラン(シム・ウンギョン)、風間三和(大島)ら5人の秘書たちと、情報屋の鰐淵五月(室井滋)、そしてこのメンバーの元締めとなる萬敬太郎(江口洋介)が“影の軍団”となって、金や権力にまみれた非情な支配者たちを懲らしめていく。

秘書軍団の今回のターゲットは、銀座のクラブのママから東京都知事になった南勝子(萬田久子)。勝子は、「STAYFAMILY」を掲げ、家族のいない子供たちに住心地のよい環境を提供するために、高級住宅街に児童養護施設の新設を公約していたが、財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)との密約によって、新設の計画を撤回。土地はすでに都のものになっているため、施設の子供たちは来年からバラバラに暮らすことになっていた。

児童養護施設の兄妹が「僕たちの家を返せ!」と都知事の車に泥団子をぶつける場面に遭遇した千代は、事の成り行きを知る。しかし、都知事の秘書である三和は「あんなのよくあることでしょ」と、話を持ちかけてきた千代の意見を一蹴。さらに、都知事をかばい、手を掴んだ千代に「離してよ、貧乏がうつる」と言ってしまったことで、三和と秘書軍団との間に亀裂が入ってしまう。

4年前、ホテルオーナーの令嬢だった三和は、その奔放な性格から家族とも折り合いが悪く、兄の入学祝いの席をめちゃくちゃにした帰りに、ラーメン店で店主の敬太郎と出会う。「どこかおかしいとか、普通じゃないって子供の頃からずっと言われてた」と打ち明ける三和に、敬太郎は「なにもおかしいことはないですよ。それがお客さんの個性だから、そのままでいいんです」と助言。その言葉に救われた三和は、敬太郎の役に立ちたいと強く思うようになる。

かつて、自分が毛嫌いしていた“あっち側”の人間になってしまっていたことに気づいた三和は、千代に謝罪。そして、勝子をぶっ潰す決意を固め、弱点を探ろうとする。したたかで弱みを見せない勝子だったが、千代はかつて勤めていたクラブのママから、銀座にいた頃の勝子のある特徴を聞き出すのだった。

第5話は、三和の過去と共に敬太郎の過去も判明。実は敬太郎は、粟田口の元秘書で、かつて収賄罪で刑務所に入っていたことが明らかになる。盛り上がりを見せるストーリー展開と大島の熱演に、インターネット上では「『個性』という重い重圧に苦しめられていた三和の心が救われて本当に良かった。萬さんに出逢えて本当に良かったね」「繊細な表情と僅かな動きのニュアンスで明るく芯の強い一面と心に深い闇を抱え儚さのある風間三和という役を色濃く演じてくれている優子さん。自然体な演技で惹き込まれていきます」などの声が寄せられていた。

敬太郎(江口洋介)、粟田口(岸部一徳)
敬太郎(江口洋介)、粟田口(岸部一徳)

次回11月26日放送の第6話では、東京都知事の勝子が心筋梗塞で倒れ、サランが病院長秘書を務める慶西大学病院に救急搬送される。勝子の入院を知った粟田口は、“日本一のゴッドハンド”として名高い東帝大学病院の心臓外科教授・白鳥六郎(リリー・フランキー)に執刀を依頼する。

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